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働き方改革について その1 環境編

こんにちは、Hideです(^ω^)

二、三年前から”働き方改革”と称して働く人の環境面を見直す動きが進んでいますね。

先日、妻の職場から従業員のストレス過労度チェックと称して、本人の自覚症状と周りの家族から見た様子を項目毎にチェックを入れる調査票が来ました。

私が現在の妻の過労とストレスの状態をチェック表に記入しました。

疲れている感じ…だとかぼんやりしているとか、考え込んでいる時があるとか…諸々でしたが

もうこれは、うつ病レベルの症状ばかりの項目でしたね。

令和に入り、日本も多様化という考えが進み、進化しようとしているのは感じますが〜

根本的に組織のパフォーマンスとしてやっているとしか感じられないようなものです。

抜本的に大きく変えるにはどうすすべきかという視点から大きくずれているような気がします。

正直、日本自体が病んでいる…と言って良いくらい末期的な状態ではないかと感じます。

その中の一つとして、各職場でどんな問題が起きていて、それを改善するには何をすべきか〜などについて…

今回は、働き方改革についてのその1として、職場の環境面について、生意気ながら昭和生まれの還暦おじさんが語ってみたいと思います。


仕事量は適量か?

働く時間やこなすべきボリュームは、業種や雇用形態により差がありますね。

そもそも人間がこなせる量には限界があります。

工夫をしても体は一つだし無理をしてはミスや怪我にも繋がりますしね。

しかし、この辺も職場によっては様々です。

経営者や部署のリーダーによって大きく異なるところでもあります。

パソコンやタブレット、スマホが職場に普及してから、デジタルによって効率化されその分作業量が増えている傾向にあると感じます。

それでも、全て機械が仕事をしてくれるわけではなく、結局は未だ人力によるところが大きいです。

バブルが弾けた後には、コスト削減の為に人員を絞ったり非正規社員に使ったりといった対策をしています。

経費面は削られても仕事のクオリティーもスピードもレベルダウンしているのではないかと感じてしまいます。

責任を負わされている正社員も自分の仕事の他に、非正規従業員を管理する負担が増えています。

社員の仕事量を減らす為に非正規社員を使っているのに、教えるという難しい業務が増えた事でまた仕事量が増えてるのが現実です。

あと人材不足で人手が足りなく、ノルマの量をこなせない…なんて職場も多い様です。

そんな状況なので、正規も非正規も全力でやってもやりきれない量をせざるを得ない状況に陥っている職場もある様です。

売り上げを上げる為に、ある程度の量はこなさなければならないのは、働くものとしては承知しているのですが、やはり限界があります。

一人で二人分の仕事をしようとすれば、雑になったりミスが出たりしてしまうでしょう。

なので、適切な仕事量というところが、重要になってくるのです。

適度なスピードも大切ですが、質がしっかりしていなければビジネスとして成り立たなくなります。

これは働いている個人やチームだけの問題ではないと思います。

人を動かす運営側も考えなくてはいけませんよね。

仕事量に対しての人員数や、適度な量かをしっかりと判断して日々業務を行えるようにマネージメントすべきでしょう。

上の方達は、売上や利益、コストなど、机上の数字しか見ていませんが、現場の状況を知らなければいけませんよね。

現場を見てどんな業務を誰がどの様に行なっているか、それに対して人員は揃っているか等々…

仕事量に応じて人員を増やしたり、知識が必要であれば研修も行い、円滑な作業工程を組まなければいけませんよね。

まずは現実的に現場がどうなっているのかを把握することから始めませんと、良くなるものもならないでしょうし、最悪働く人の心が病んでしまったり、疲弊して退社してしまう〜なんて”負のスパイラル”を生んでしまいます。

辞めたい気持ちはあっても、生活の為に頑張って働いている人も、当然の権利である有給休暇が取れなくなってしまったり、と被害はどんどん悪い方へ広がっていきます。

”末期状態”になる前に、現場とコミュニケーションを図り対策を講じていかなければいけないと考えます。

質の高い仕事をするには、適切な仕事量であるか否かは大変重要な事項ですよね。

効率化された作業行程は構築されているのか

私が就職した当時は、バブル期で景気も良くどの企業も右肩上がりで、報酬だって良かった時代でした。

しかしながらそれは好景気のおかげで、決して企業側が良質なビジネスを行なっていたからではありませんでした。

20代だった私は、会議の場で職場の課題点などを意見し、その対策案も提案しましたが、数字上(売上)良かったのでそんな若造の話など、残念ながら聞く耳も持ってはくれませんでした。

仕事をこなすには、体力と気合でなんとかする、のがその時代の考えとして根付いていました。

今の若者からすれば”タイムパフォーマンスやコスパ”が悪いですよね〜

売上が良いとそこは目立たなく、景気が下がると途端に悪い部分が露呈してしまうものです。

昨今”集中と選択”なんてキャッチクレーズがお約束の様に、企業が社員に呪文の様に言っていますが〜

集中と選択の具体的な内容をわかっていっているのかなぁ〜って正直感じてしまうことが多々ありました。

本当に潤滑に仕事を進め、売り上げや利益を向上させたいのなら、そこに行き着くプロセスをしっかりと考えるべきです。

根性論だけで、やれ気合だなんだと葉っぱを掛けているだけでは結果は出ない時代になったのです。

数字上の効率化というより、働く側の負担とビジネス相手にもメリットのあるWIN-WINの状況を作る努力が必要です。

もうやっつけ仕事じゃなく、本当の意味での皆がハッピーになる効率良いシステム(作業行程)を作り上げる事を、働く側も働いてもらう会社側もお互い真剣に取り組み行なっていかなければいけませんよね。

情報の共有とコミュニケーションを大切に

私が今まで経験してきた企業で良く見かけたのが、部署によって温度差が有り、組織として理念や方向性に統一感が無い事があげられます。

どこの会社もご立派な企業理念を持ち、朝礼で社員一同で唱和していたりしましたが、実際は理想を毎日唱えているだけで、実行されていないのが現状でしたね〜

日本特有の縦割り組織というのが、良い方に機能していないのがほとんどです。

「それはうちじゃなく〇〇課の仕事だから、私は知らない〜そっちに聞いて〜」とか…

よくあるたらいまわしというやつです。

これはある意味部署が違えばわからないのは仕方のない事ですが、ある程度必要な事柄は、情報を共有して誰もが知っていなければならないはずです。

それをしていても形だけでそれも膨大な情報量で、かえって訳わからなくなってしまう場合も有ります。

そこは前項で記述した仕事量に入りますよね。

必要な情報を必要なだけ簡潔にシェアするのが重要ですよね。

営業から社に戻ってPCを開いたら、何項目ものメールが入っていて、目を通すのに30分かかった〜

それもさほど重要性を感じないものがズラズラと長文で記載されていたら、外回りで疲れているのにいい加減嫌になっちゃいますよね。

勤務時間を減らせ!と言っているのにこれでは本末転倒です。

社員として皆が知っておかなければいけない情報を、適切な量で簡潔にシェアしていかなければ疲れるだけです。

PCなどのITツールは便利にする為のもので疲弊するのにある訳じゃ有りませんから〜

職場のコミュニケーションツールの一つな訳ですから、それこそ効率化していかなければいけませんよね。

それこそ”選択”です。

打ち合わせや会議も、ただのトップダウンを周知するものでは有りませんし、誰かを吊し上げにする場でも有りません。

現場での問題や、どうすれば仕事を良くしていくかを、上司も部下も一緒になって考えるコミュニケーションの場なのです。

役職のついた人は、人を動かすポジションというだけで、お殿様では無いのです。

そこからまず系前していかなければ、本当の意味で円滑な職場のコミュニケーションは築け無いでしょうね。

業務に必要な物は、絶対的に必要 誰かが独断で決める事ではない

仕事に必要な備品や経費も、効率化できるなら導入すべき。

1時間かかっていた頻繁に行われる作業が、便利な物を導入する事によって半分の30分になるなら是が非でも導入すべきですよね。

会社側はお金の使い方をもう一度考えて、効率化できるものは幹部達の飲食代を削ってでもそれにお金を回すべきです。

社長や役員部長の判断だけで決めてしまう組織はいかがなものか。

備品や人員も必要ならそこにお金をかけないと、売り上げの向上も望めない。

本気で会社を良くしたいと経営陣が考えるのなら、自分の懐よりも働く人の環境面を業務的や働く人の意見も取り入れながらやっていくことが大切ですね。

全ては皆がハッピーになる為にです。

良い働き方 環境編 まとめ

①適切な仕事量で働いているか
 クオリティーの高い仕事が出来る範囲の量であるか。
 心身に支障をきたす量ではないか
 質の向上を考える余裕がある量なのか(こなすだけで精一杯の状況では企 業も働く人も成長しない)

②本当の意味で業務のプロセスがシステム化されていて、やりやすくなっているか
 誰が見ても分かりやすい作業工程になっているか
 マニュアル等が存在しているか(担当者が不在でも業務が滞る事がない様に)

③社内で必要な情報が共有されているか

 縦割りになり過ぎて、他の部署との連携が取れないと業務が円滑に進まない

④業務に必要な物とそうでないものはきっちり選別されているか 必要なものはちゃんとあるか
 一部の上司が全て独断で必要かどうかを判断していると、上手くいかない
 常に現場とのコミュニケーションを大事に
 好き嫌いで仕事をしていてはダメ

あとがき

う〜ん、自分が働いてきて感じた問題点が多過ぎて、ついつい文句っぽくなってしまいましたが…

しかし、これは会社を運営する経営陣だけに言っている訳では有りません。

本気で、今働いている職場を良くしようと思うなら、現場で働いいる人間から、目標に向かって動いていかないと、ただの文句にしかなりません。

「お前〜偉そうなことばかり言って、そんな簡単事じゃないよ〜、第一今までそうやってきたのを大きく変えるなんて難しいよ〜手間もかかるし、面倒くさい〜」

とこの記事を読んで感じられた方も多いかと思います。

確かに実現するには自分自身の手間や、考えなければならない事も増えるでしょうし疲れるでしょう。

しかし、そこを乗り越えると後々楽になるのです。

私も以前働いていた会社で、仕事上あると便利なフォーマットを作った時に感じました。

最初は偉い手間が掛かりましたが、出来てみると次からは数字を入れるだけでパパッと知りたい値が出てきたので、作って良かったなと思いましたね。

いちいちその度に一から作る手間が省けるのです。

日々仕事をしているとこんなのあったら良いなぁ〜と感じることってあるじゃないですか。

自分で作れるものは作った方が良いです。

今より仕事を楽で効率的にしたいのなら、持続可能な〜なんてSDG’sみたいなものですから、根気強く取り組んでいくべきです。

最後に、お前なんでそんなに力込めて偉そうな事言うの〜?

と思われる方の為に、理由をお話ししますと

シンプルに、自分の子供達や孫などに今よりハッピーになって欲しいから〜それだけです。

それが良い社会を作れるのではないかと思い小生意気なことを経験に基づいてお話ししました。

空白の30年の間、会社で疲弊していたり苦悩している顔ばかり見てきました。もちろん私を含めて。

仕事が終わったら、達成感や充実感を味わえる職場になって欲しいものです。

私も微力ながら出来る事はしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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