パンクラスの試合がISKAの公式記録に。プロスポーツ化が進む。
最近、メイウェザーの騒動を観ていて、日本にプロ格闘技の独立したコミッションがなぜないのだろう?と思っていましたが、パンクラスはISKAに認可された大会を開催するようです。
メイウェザーのキシビジョン論争のタイミングで公式戦となるというニュースはタイムリーですね。
こまでパンクラスであれば、パンクラスが手配したレフリー・ジャッジが裁定を行ってきましたが、3月17日はISKAからレフリー・ジャッジ派遣してもらい、公式戦として認められる大会となる。
今までは公式戦じゃなかったのか?と言われるとパンクラスの公式戦ということで話がまとまります。
どこに記録が残るかが重要
パンクラススタジオコースト大会の試合は、ACBコミッションが記録することになる。ACBコミッションは、MMAだけでなくキックボクシングの試合も中立な立場から記録しており、GLORYにも派遣したりしています。
パンクラスはキックボクシングレベレスとグループ化したので、パンクラスでうまくいき毎大会が公式戦として行われるようになれば、レベレスの大会にもレフリー・ジャッジを派遣してもらい、公式記録として残るようになるかもしれない。
中立な立場のレフリー・ジャッジが裁くのはプロスポーツとしては当然なのですが、なかなかこれがうまく行っていなかったのが格闘技界でした。パンクラスが大きく舵をとってくれたように思える。
プロスポーツには独立したコミッションが必須
レフリー・ジャッジを主催者が用意して試合を裁くことが多い格闘技界。ファンから見れば普通のことかもしれませんが、プロスポーツとして考えた場合の世間の見方は違います。
野球の審判は日本プロ野球機構(NPB)から派遣されますし、Jリーグも日本サッカー協会(JFA)から派遣されます。
最近になってJMOCという日本MMA審判機構というのが出来ました。この審判組織が各団体のルールや裁定などを監視したり、審判の派遣を行うようです。アメリカのアスレチックコミッションほどの力はまだないでしょう。それでも独立した審判組織が立ち上がったのは大きな進展です。
ドーピングやペナルティなどについては書かれていませんでした。どの程度の力がJMOCにあるのか不明ですが、新しい動きとして期待出来ます。
MMAをプロスポーツとして厳格化することで、日本国内大会のレベルアップ、ビジネスとしても世界基準の大会が開けるようになると思います。
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