【7 book cover challenges 】Day1 失敗の本質
せっかくの機会なので自分の本棚整理しながら思考を整理してみることにしました。今回のチャレンジを通じて、名著+入門書のセット紹介をしてみたいと思います。
今回は、失敗の本質。対比するのは以下の2冊。
失敗の本質
「超」入門失敗の本質
なぜこの本を選んだの?
いつの時代も変わらぬこと(なかなか変われないこと)が歴史を振り返るとみえてくることがあります。この「人の本質・特質」を知っておくことは投資においても非常に大切です
2020年のコロナでも露呈した課題
「戦略上の失敗」ということを考えたとき、今回のパンデミックに対応する戦略でも、『戦略目的があいまい』『空気の支配』と言われるとそれらの特徴が出ているといっていいのではないでしょうか?
『戦略目的があいまい』なため、実はすでに相当数の人が感染している(抗体を持っている)事実が判明しても戦略を修正できない(※まだ結果が出てないので実際にしてよいかどうかは別だが、各国の動きに比べて遅い)
『空気の支配』については、静粛似できない人を粛清してしまう文化。これは、それって実は違うくない??というイノベーションの源泉になりうる目を積んでしまいます。一方、みんなで一致団結し、1つの目標を達成するにはとても高い効果を発揮します。
「強み」は「弱み」
空気に支配されるというのは、非常に高いレベルで集団行動を取れるということで、アメーバ組織、小さなセル単位での組織が自律的に機能しやすい側面があります。(強制されていないのに、これだけコロナを抑え込めているのがすごい)一方で大方針が決まると、それって間違ってるんじゃないか?といった意見が出にくく、「戦略転換」のタイミングを誤りやすいです。モーメント(慣性)が良い意味でも悪い意味でも大きく働き、方向修正に対する柔軟性に欠けるということではないでしょうか。逆に答えさえ明確ならそれに向けてものすごい勢いで進んでいける文化と言えます(この点では最強)。名著と呼ばれる本にはこういった示唆をたった1000円程度で得られるのが魅力と改めて思います。