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書評: 教養としての書道

ぜひ、著者の書に対する思いを感じ取って頂きたく、書店に足を運んでいただき書籍のはじめにあるカラー写真(海外での書のパフォーマンス)を見て頂きたく、手に取って欲しい一冊です。これからの日本にとって一人一人が日本の文化を発信していくことほど大切なことはないと私は思っています。

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海外で日本人らしさでキャラを立てるには?

私は大学院で海外留学しました。1回目の留学は英語でかなり苦労しました。発音が悪すぎて話を聞いてもらえないんですね…

そんな時、私を救ってくれたのは「空手道」でした

アメリカでは、空手の黒帯はとても珍しいです。そして、体育の授業で「空手」があるのですが、本場日本で黒帯は、もはや先生なのです。日本では誰でも取れてしまう空手の黒帯もアメリカでは、空手に興味がアメリカ人にとっては、おぉこいつは英語で何を言っているか分からないけど、空手はスゴいぞ!!と友達が増え、空手を教えてあげることで、英語を教えてもらえるという(かなり英語が上達しました)ことができました

著者が本の中で、全く同じことを「書道」についても触れられているんですね。そして小学校で日本人ならお道具を買って必ず触れる書写があるくらいですので、空手の練習でなくても、書道ならより海外で日本人としてのエッジをそれほど修練しなくても立てやすいと思うのです。

日本文化としての書の概観を学べる

書道という日本文化について、話せるでしょうか?

筆ペン一つ(飛行機の中では陰圧になってペンが漏れないように注意必要です!)で、日本文化としての書をプレゼントできる書ですが、では、おー、ワンダフル!と相手が興味を持ってくれた時に、書道や漢字、カナ文字について説明できますか?

本書では、英語での簡単な説明文も記載されていますが、字が上手いか下手かよりも、まぁまぁ書ければ、ここの説明力で国際人を目指す人は差別化したいところ

例えば、般若心経は、Heart Sutra、禅でも出てくる「空」のコンセプトが出てくる経典で、マインドフルネスとして筆ペンで写経するんだよーと語れるだけでも全然変わってくる

他にも、書道で使う道具等紹介されていますがそう言った豆知識も興味持ってくれた人にはとても刺さるコンテンツ

国際人が日本文化の教養として押さえておきたい書道の内容が詰まってます

筆ペン一つで、パッと書いて見せられる書道は、日本文化を海外で紹介する時に抜群です。

日本人としてインターナショナルに活躍したいビジネスパーソンなら知っておきたい「教養」が詰まった本が本書だと思います。

例えば、海外に手土産で(化粧用の)熊野筆を一本持って、書道についても触れるのも日本人らしい手土産になると思うのです。

ランチミーティングでの日本文化のネタを仕込んでおきたい時にぜひ読んでおきたい一冊だと思います。

墨蹟から、仙崖、白隠、禅画に話を持っていけるのも、教養溢れる日本人ではないかと思います。

筆一本から日本文化を語れる日本人でありたいですよね

まだまだChatGPTに「日本文化」の情報をインプットする余地はあるかなとおもいました


ChatGPT作成

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