【書評】物語思考
「あなたという主人公がなりたい自分になるための成長物語」を創ろう
わくわくする シナリオを書いて、未来になりたい自分像から逆算し、
そのなりたい 像に向かって 動くキャラを作って行動していく。
意志力でなりたい自分になるのは不可能なので、在りたい姿を設定し、行動し、環境を変え成長していこう!という内容、良書。実際に行動に移して自己変容したい人にオススメです。(アマゾンの書評も見る)
【STEP1: 準備】 アタマの枷(カセ)をはずして、なりたい姿を描く
・あなたの行動を左右するのは「過去のあなた」ではなく「未来にどうなりたいか」という思考のみ。どうなりたいかを明確にするために、10年後になっていたい状態を100個書き出そう!
・「解像度」と「抽象度」を上げる。
「解像度」を上げるというのは「在りたい」状態を具体的かつ鮮明にイメージできること(具体的な数字や、本物や実物を体験してみる)。
「抽象度」を上げるというのは「なぜそうなりたいのか」という 1段上の理由を想像してみること。
<やってみよう>
・10年後になっていたい状態を100個書き出す
・コンプレックスと向き合うために「事実」と「解釈」を整理する
・「解釈した理由」と「反論」を書く
・「テンションがあがる」、「興味がない」を5段階評価でリスト化
【STEP2-1:キャラ設定】 「キャラ」をつくる
・ありたい姿を思い描く(これは、Myキャラっぽい、Myキャラっぽくないと語れる)
・キャラの原型は自分が書いたなりたい 状態にたどり着きそうな人ってどんな感じなんだろう で決める
・ なりたい 状態 リストを眺めてざっくりイメージしそれを体現している 実在の人物を想像してみる
自分はこういうキャラだと認識する
⇒そのキャラがやりそうなプロセスを実行する
⇒結果が出る
<やってみよう>
・なりたい人をリストアップし、選ぶ
・なりたい状態に近い人の「性格」をリスト化
【STEP2-2:キャラ設定】 「キャラ」に行動させる
キャラを「作る」と「行動」するは両輪
<ポイント>
・自分の性格を変えるのではなく、そういう性格(キャラ)の人がしそうな行動をできるようにする
・自分とは何かをかんがえるよりも、(そんな暇があったら)なりたいキャラを考えて、行動をリストアップし、ひたすら行動していくほうが自分が生きたいような人生を楽しめる
・コスパ、タイパを意識して、無駄をなくそうとするのが無駄かも
<起きる変化>
・優しい行動をし続けると、相手からも優しい人だと思われるようになるし、自分で自分のことも優しい人間だと思えるようになる
・そのキャラがしそうな行動を書いて実践してみる。 一番初めに考えるのは話す言葉( 無意識に反射的な発話を変えていく。謙遜⇒感謝へ) (言霊、言行一致)
シーン別にそのキャラがどう行動するかシミュレーション
<やってみよう>
・行動リストを作成
【STEP3:環境整備】 「キャラ」が輝く環境を整える
・同じ環境で「キャラ」を変えてもなかなか真価をはっきできない
・周りからの扱われ方が変わる⇒自分の行動が変わる⇒自分の性格が変わる
・個人の性格は誤差のレベル、ほとんどは状況や環境によって生み出されている
・成功者というのは、「時代という大きな流れの中で必要な役割がありそれをたまたま 付与されただけの存在」
・環境とは人のこと、周りにいる人を変えよう(=自分の物語の登場人物を変える)
・自分の能力は自分の所属するコミュニティの平均ぐらいになると言われていて自分の周りの人をすごくしていけば自然と自分の能力も上がっていく
<やってみよう>
なりたいキャラがいそうな場所を探す(簡単ではない)
・キーパーソンを探す(その人が今一番してほしいことをする:恩を売る)
・サードドアを探す(参考:サードドア、アレックス・バナヤン)
<気をつけよう/理解しておこう>
・理想自分やこうしたいっていうものがある時に、自分が「努力をする」とか周りが何と言おうと「自分の信念を貫く」っていうのはダメなパターン
・人間は周りのみんながこうしているから自分もこうしようという特性があるので周りの環境を整えることが大事
・なりたい姿の解像度が低いととんでもないミスをする可能性があるので注意が必要。 挑戦をする起業家になるぞ だと解像度が低い状態で IT 会社の経営者になりたいのか 飲食店のオーナーの中で 参加すべき環境やコミュニティ
・未来を予測してもほとんど外れるが全然違う
・人間の行動はある一定の量を超えると一気に 連鎖的に反応が起こるという意味で限界質量がある
環境変化(コミュニティに入りやすくする)で大切なこと
・相手が求めている点で自分の方が有利な状態のものを提供する、
・新しい環境で確実に成果を出せるクイックウィンも大切
・応援してくれる人を増やす
・遠い人や知らない人から新しく応援してくれる人を探す
<参考>SNS でのファンの増やし方
・インフォメーションは事実やみんなが知らなかった新しいものや内容。そのものに価値があり、誰が言ってるかはあまり関係ない。
フォロワー1万人 くらいまではインフォメーションを頑張る。 次に10万人ぐらいまではオピニオンを展開していく
・ 知らない人の意見や日記は誰も読まない
・ 情報発信で一番いいのはみんなが知りたくてみんなが知らないもの
次にみんなが知りたくて みんなが知っているもの。こちらが実はポイント
⇒具体的に出すべき情報
・「ニュースや即時性がある最新の情報」但し、競合も多い。
・語学スキルが必要なためニーズ有「違う言語でしかネット上にない情報」
・「足を使って集めた実際の現場感のある情報」(展覧会など)
・みんなが知りたいけど複雑で理解ができない!「複雑性が高いものを分かりやすく解説」
・ どういう投稿をしたいのかという企画やアイデア よりも どういう投稿がいいのかという仮説を立ててそれを実行した後にデータを見ながら何が良かったのかのチェックをする
・1万人を超えたらオピニオンをちょっとずつ混ぜ込む。 これはインフォメーションだけ 発信していると 単なるニュース アカウントみたいになってしまうため
・ Twitter の細かなテクニックとしては、いいねをする、煽りや批判は無視する、人の批判はしない
【STEP4:再生】 「物語」を再生(プレイ)する
・ 物語的に自分の人生を客観視してみて 読者目線で面白いと思えるように生きていく
・失敗は人生のネタ。「失敗」が人生を面白くする
・行動を小分けに(大きな一歩の準備よりも、まずは小さな一歩を確実に)
・人は新しいことをする時は、本当に1歩目が大変なので、できる限り一歩目を簡単にするというのは馬鹿にできない効果がある
・マイルストーンや目標⇒名場面(定性的、ワクワクする、記憶しやすい)
・自分を客観視して物語だったらどうなると盛り上がるかと考えるのが有効
<コツ:物語をプレイ(再生)するために>
・不安なことはすべて書き出す(ジャーナリング)
・尊敬する人にメールで相談するフリをしてみる
・アイデアを温めない(いいアイデアを1つだけ作るよりも大量に試す:徒然草 第百五十段:能をつかんとする人)
・「判断」と「決断」を意識的に区別する(判断は 判断材料を集め 審議や 善悪を見極め 自分の考え方を定めること、決断は、エイヤ!と決めること。決断は早い方がいい)
・リスク管理表をつくる(やりたいこと、起こりうるリスク、リスクを回避する方法、おこってしまった場合の対策)