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Book #04 - デジタル時代の必読書50選 - 若者のための知的成長ガイド
デジタル時代の必読書50選 - 若者のための知的成長ガイド
横浜薬科大学・薬学部・准教授
谷 英典
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はじめに
読書に関して、私は圧倒的な電子書籍派です。紙の書籍の購入は極力抑えています。紙の本でしか購入できないものでも、スキャンしてPDFファイルにしてしまうくらいです。
それは、Mac(PC)、iPad(タブレット)、iPhone(スマートフォン)のどの媒体でも、いつでもどこでも、続きから読むことができるためです。さらに、単語の検索も簡単なため、わかりにくい部分を遡って読むことができます。
2024年現在、受験勉強の授業すら、Youtubeなどの動画で見ることが出来てしまうデジタル時代です。大学受験にあたっても、PCを利用した「AI入試」などの試みも各大学でなされ始めています。この傾向はどんどん加速していくことでしょう。
しかし、依然として読書はすべきだと思うのです。なぜ本を読む必要があるのでしょうか。
読書は、深い理解と思考力の養成において、動画視聴とは異なる重要な役割を果たします。本を読むことで、自らの想像力を活性化させ、長時間の集中力を養い、批判的思考を発達させることができます。また、本、特に専門書や学術書は、質の高い情報にアクセスでき、信頼性の高い専門的知識を得る機会です。
さらに、読書は言語能力の向上に大きく貢献します。多様な文脈での言葉の使用に触れることで語彙が豊かになり、様々な文章スタイルに触れることで表現力も向上します。同時に、読書は創造性と感性の育成にも重要な役割を果たします。異なる時代や文化背景の物語に触れることで視野が広がり、様々な感情体験を通じて感性が磨かれます。
読書は年齢を問いません。継続的な学習を可能にする生涯学習のツールとしても重要です。様々な分野の知識を獲得することで自己啓発につながり、社会問題や世界情勢についての理解を深めることができます。
このように、読書は多面的な効果を持つ活動であり、個人の知的成長と豊かな人生経験に大きく寄与するのです。
本著では、電子書籍で購入できるもので(いくつか例外はあります)、私が読んで感銘を受けたものを50冊選びました。すべての本について、「要約」「内容」「感想」を書いています。また、なるべく最近発行された書籍を中心にセレクトしています。
それでは、「若い読者におすすめしたい50冊」のスタートです。自分の興味のある部分から、気楽にお読みいただければと思います。どこから読んでも大丈夫なような構成になっています。
この本があなたの読書ライフに少しでもお役にたてれば、これほど嬉しいことはありません。
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