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効果が高い「最高の勉強法」
私がこれまでたくさんの本を読み漁り、自分や知人の体験談から、最終的にたどり着いた「最高の勉強法」をご紹介したいと思います。
まず、効果が高くない勉強法からです。
(1)参考書を繰り返し読む
(2)ノートに書き写す
(3)ハイライトや下線を引く
「え、ダメなの?」と思った方も多いのではないでしょうか。実はこれらはあまり効果はないのです。ダメな理由として、どれも大して脳に負荷がかかっておらず、単なる作業にすぎないためです。
効果が高い勉強法:3点
(1):学んだことを、何も見ずに思い出したり、アウトプットする
例えば、1時間勉強するとします。その場合、1時間ずっと参考書を繰り返し読むのではなく、20分は参考書を読み、10分は何も見ないで、学んだことを白い紙に書き出したり、つぶやいたりして思い出してみましょう。思い出せない場合は、もう一度参考書を読みます。そして、また20分は参考書を読み、10分は何も見ないで、学んだことを白い紙に書き出したり、つぶやいたりして思い出します。
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(2):ぶっ通しではなく、時間を空けて復習する
人の脳というのは、どんなことでも数日経つと忘れていくようにできています。そのため、時間を空けて復習することが大事です。長期的に覚えておきたいのなら、一夜漬けではなく、何回かに分けて勉強した方が効果的です。1日後、3日後、1週間後など、時間をおいて定期的に復習しましょう。
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(3):(1)と(2)の組み合わせ
例えば、英単語を20個覚えるとします。通常なら、英単語を書き出したり、日本語の意味を調べつつ、声に出してみたりするでしょう。次が大事です。何も見ずに、覚えた英単語のスペルと意味を、思い出せるだけ、白い紙に書き出していきます。このとき、もし忘れてしまった英単語があれば、もう一度英単語をチェックして、スペルと意味を確認します。この作業を1〜3回繰り返します(1の方法)。さらに、これを間隔を空けて、1日後、3日後に同じ作業を繰り返します(2の方法)。
(+α)勉強した内容について、自分で自分に質問する
勉強した内容について、なぜそうなっているのか、なぜそれが大事なのかを、自分自身に質問して、自分で答えてみます。自分で自分に質問していくことで、理解が一層深まります。
継続するコツ
この勉強法は、脳にかなり負荷がかかるため疲れやすいです。ですが、ここはぐっと耐えて、頑張って覚えたことを、何も見ないで思い出す作業を怠らないことが大事です。
対処法としては、通学時間などのスキマ時間を活用して、学んだことを定期的に思い出す作業を、自分の生活の中に組み込んで、習慣化させてしまいましょう。例えば、勉強した後、昼食を買いに行くついでに、歩きながら勉強した内容を思い出すなどです。
きちんとやると、最初はかなり疲れます。でも、勉強に近道はあっても、楽な道はありません。ここからは、あなたの努力にかかっています!
【まとめ】
(1):学んだことを、何も見ずに思い出したり、アウトプットする
20分は参考書を読み、10分は何も見ないで、学んだことを白い紙に書き出したり、つぶやいたりして思い出す。
(2):ぶっ通しではなく、時間を空けて復習する
一夜漬けではなく、何回かに分けて勉強した方が効果的。1日後、3日後、1週間後など、時間をおいて定期的に復習する。
(3)スキマ時間を活用する
通学の電車・バスなど、学んだことを定期的に思い出す作業を、自分の生活の中に組み込んで、習慣にする。