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#65 健康系のアプリやゲームの使い勝手・使い心地〜食事系まとめ〜

#51の記事以降、これまでに試してきたいろいろな健康系のアプリやゲームのうち、「運動系」「食事系」のアプリのレビューを行ってきました。

このあたりで一旦「食事系」についてまとめたいと思います。「運動系」のまとめはこちらからご覧ください。

今日の記事のまとめ表を見ていただければ、「食事系」について概観できますので、お役に立てば嬉しいです。

ただし、あくまでもレビューしたアプリは私が使ったことがあるものだけなので、実際の使い勝手や使い心地や好み等については、試して“感じて”いただけると良いと思います。


さて、これまでにレビューした食事系のアプリは以下のとおりです。

<食事系>
SIRU+
カラダかわるナビ(企業・健保向け)
カロミル

あんまり多くないですね。

基本的に、できるだけ手間なく簡単に、できれば自動的あるいは無意識にデータが取れるものを探していたので、あまり試せていない、というのが実情です。

ちなみにFiNCは無理やり運動系に分類していましたが、食事記録もできるので、併せてまとめに入れておきます。

<運動系>
FiNC

ご興味があれば、上記のリンクをクリックしてみてください。それぞれのレビュー詳細を確認することができます。

さて、各アプリの概要や良いところなどを以下の表にまとめ、オススメ度も記載しています(note アプリからだと拡大できないみたいなので、興味のある方はお手数ですがWeb版からご覧ください)。

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正直なところ、食事系はまだしっくりくるものが見つかっていません。

もともと食事日誌を付けられるようなマメな方は、ずいぶん便利なアプリがたくさん出てきているな〜と思われるかもしれませんが、私のようなものぐさだとまだまだラクに入力できるものはあまりないな、という印象です。


ただ、その中ではSIRU+が便利さという意味では頭ひとつ抜けているような気がします。このアプリはあくまでも買った食材から“ざっくり”とした栄養計算しかできないですが、いまの栄養状態を“できるだけ無意識に“気づかせてくれるという意味で非常に優れたコンセプトだと思います。

私も、そもそも正確な栄養計算ってどこまで意味があるんだろう?という疑問があります。摂取した栄養素って人によって吸収性も違えば、使われる効率も異なりますし、年齢や性別、運動レベルによっても変わってくるからです。

したがって、“ざっくり”と栄養状態が見えれば十分で、その結果、普段の食生活で改善すべき点に気づいてもらえればそれで十分役割を果たしているように思います。

食事系のアプリには「楽しさ」がない?

さて、今回いくつかの食事系アプリをレビューして思ったのは、食事系のアプリ(食事記録)にはあまり「楽しい」要素がないこと。

もちろん、健康状態が目に見えて改善したり、徐々に体重が減ったりするのが分かれば食事記録をつけるモチベーションは続くかもしれませんが、ある程度自分の栄養状態や摂取している食事パターンが把握できてしまえば、「食事記録」そのものを続ける意味はあまり感じられません。

それに、食事って楽しむ要素が結構大きいので、食事のたびに気にしたり、あまりガチガチに栄養計算していると全然ハッピーじゃないです。

そうであるならば、食事系のアプリは「気づき」を与えるだけにフォーカスした方が良いんじゃないかと感じます。

食事記録と遺伝子検査の類似性

また、一つ気づいたことですが、食事記録と遺伝子検査ってよく似ている気がしています。

遺伝子検査の結果、自分は筋肉が増えにくいからタンパク質を多く摂ろう、とか太ると痩せにくいから太らないように気をつけよう、とか、糖尿病になりやすいからご飯のときは野菜を先に食べよう、とか、そう言った気づきにはつながります。

でも遺伝子検査って、自分の体質や太りやすさなどが見える化できる一方で、1度やってしまえばもうやる必要ないですよね?

食事系のアプリやサービスも同様に、ずっと使ってもらうことに注力することよりも、あくまでも「気づき」を与えるきっかけにして、“その後のサービス“を強化したほうが良いのではないかと考えます。。

皆さんどう思われますか?

まとめ

さて、これまで食事系のアプリをレビューしてきましたが、私が感じたのは食事記録をつけることのめんどくささと、モチベーション維持の難しさ。

できるだけ正確に、でもできるだけ簡便に栄養計算ができるように考えて作られているアプリが多いものの、それでもめんどくさく、あまり楽しさもないため、記録をつけるモチベーションは続きませんでした。

そういう意味で、正確性を犠牲にしてでも“ざっくり”と栄養状態が見える化できるSIRU+の仕組みは、良い仕組みだと感じます。

ただ、現時点ではスーパーの購買情報だけでは正確性が低い(※詳細は「#61 健康系のアプリやゲームの使い勝手・使い心地〜SIRU+編〜」参照)と思うので、もう少し正確性を上げる仕組みが必要と考えます。

例えばですが、最初の1週間だけ食事調査をある程度精緻に行って嗜好や栄養バランスを記録しておいて、それをベースにスーパーの購買データやウェアラブルデータ等を用いてAI等で自動的に補正するなど考えられないでしょうか?(数ヶ月に一回ぐらい、再度精緻な食事調査を行っても良いと思います)

こう言った仕組みがオンできれば、手間なく無意識に、でもある程度正確に栄養状態が見える化できるようになると思います。

現時点では技術的に難しい可能性もありますが、少ないデータからでも補正しながら精度を高めるAI技術(スパースモデリング等)があるようなので、こういった技術を活用して仕組みが構築できると良いと考えています。

引き続き、こういった仕組みを考えていきたいと思います。


次回からは、ゲーム系のレビューをしていきます。

次回はドラクエウォーク。

お楽しみに!

今日の記事が参考になったら「スキ」を押してもらえると嬉しいです(^^)

それではまた明日!

<了>

#健康 #アプリ #ゲーム #食事系 #FiNC #SIRU + #カロママ #カラダかわるNavi #カロミル




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