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小説は、メリハリが必要だ

20文字×50行
原稿用紙2枚半。題と奥付をいれたら、3枚の換算になる。
字数にして1000文字。

スペースとしては、真ん中に挿絵がハマって、500文字と500文字のsymmetryだ。

 しかも、それが毎日更新される。

 書き手も、挿絵描き手も、全くあっぱれだ。
よくよく考えると、最も読者に読まれやすい計算に近い数学的な美が垣間見られる。

 この様式は「新聞小説」のもの。
明治以来継続してきた、いわば伝統美。

 ただし、これはあくまでも「縦書き」としての様式だ。

多様化した今の時代。
たとえば、デジタル書籍などは、
もっとも「読みやすい」リズムのようなものがあるだろう。

 それが読まれるかどうかはその内容にも拠るのだが、
「読んで苦痛を感じない」
という、読み飛ばしができるうえでは、絶妙なのかもしれない。

 それを探求するのも、また、それはそれで面白い

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