“何を問うか”よりも“どう問うか”
問いかける技術(エドガー・H・シャイン)。
読了は去年だが、
まとめをしてなかった。
貼っていた付箋に書いたメモを、
備忘録的に以下まとめた。
キーワードは
「謙虚に問いかける」
◆「謙虚に問いかける」とは
・相手の警戒心を解くことができる手法
・自分では答えが見出せないことについて
質問する技術
・相手を理解したいという気持ちで、
相手との関係を築くための流儀
◆全ては適切な質問があってこそうまくいく。
◆今こそまさに、
質問するという行為が注目されるべきとき。
◆3つのことを自分に言い聞かせる
①自分から一方的に話すのを控える。
②「謙虚に問いかける」という姿勢を学び、
相手にもっと質問するように心がける。
③傾聴し、相手を認める努力をする。
◆関わってる人たちが同時に依存し合ってるとき
良好な人間関係と、
風通しの良いコミュニケーションは不可欠。
◆教訓
・慌てて動く前に、
自分がやろうとしていることを注意深く振り返る
・指図ではなく、謙虚に協力を求める
・もっとも重要なのは
「その質問をどうやって投げかけるか」だ
・「何を質問するか」より
「どうやって質問するか」が大事。
◆「謙虚に問いかける」の実践例
・1人ひとりに
「なぜこのチームに加わっているのか」
と聞くことから始める。
※全員の話が終わるまで、
途中で遮ったり、質問・コメントはしない
→「相手に尋ねる」との空気が醸成される
・ベストな方法は、相手に具体例を尋ねること。
・具体的場面が出たら
「そのとき、あなたはどうしたのですか?」
→相手は自分自身の返答から何かを閃く。
・自分自身を再定義し、自身の手での解決がなされる。
◆小まとめ
「謙虚に問いかける」は、
・マニュアル通りの質問ではない
・あくまでも相手を思いやる気持ちや純粋な好奇心
・会話をもっと高めたいと望む気持ちから生まれる。
・互いにもっと心を開いて、
仕事に関連した情報を共有するように
奨励することによって成される。
◆対決的な問いかけ
・質問という形だが、自分の考えを差しはさむもの。例)
・怒りを感じなかったのですか? ←閉じた質問
(どう感じましたか?) ←開いた質問
※自分の気づき
『学び合い』は人間関係の構築と
課題解決を並行して行うことができる。
◆人の話を聞くからには
・聞くに値するものであってほしい。
・すでに知ってることを聞くのは不愉快
◆上司が「謙虚に問いかける」を実践すべき理由
・課題が複雑になるほど、互いの依存度が高まるから
・部下からきちんと報告が上がるためには
安心させないといけないから
◆エイミー・エドモンドソンの研究を引用
「心理的安全性」
◆結び
リスクのある状況で、
リーダーでなくてもリーダーシップの発揮を
求められることがある。
その時こそ、自分が話すという誘惑に屈せず、
「謙虚に問いかける」を実践するべき。
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