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海外で起業することについて

このnoteは、読んでくれた人が少しでも小さいもしくは大きい挑戦をする一歩を踏み出すきっかけになってもらえればと思い書いています。
週に1回はnoteを書こうと思っていましたが、現実的には月1回になってしまっています。。。
ただ、このnoteを書く事自体が私の小さな挑戦なので、当初の予定頻度とはズレても、継続をしていけるように取り組んでいきたいと思います。
1人でも、少しだけでも、私の共有していることが、挑戦する1歩への参考になれば嬉しく思っています。

さて、今回書こうと思った事は、日本以外の国で事業を立ち上げる事についてです。

意識の高い人達は、皆「日本だけを見ていてはだめ。グローバル展開しないと!」と鼻息荒く仰います。政府の人も、成功した起業家も、投資家も、コンサルも、学者も。
いや、これは間違いない。私もグローバル展開した方良い(いや、しないと、日本市場だけだと、将来厳しくなる。)と思っています。

っが、そんなに楽じゃないのですよ。実際事業やると。しかも海外で事業立ち上げるとかって、日本でやるより3倍以上難しいという肌感覚です。

ということで、このnoteで言いたい結論を先にまとめると。
1. まずは自国(我々で言うと日本)でしっかり事業、自社の商品・サービスを作って、ビジネスを成立させた方が良い。
2. 日本でビジネスを立ち上げつつも、同時に海外展開を見据えながら準備や作りこみをやっていく。
3. 選択する市場(サービスや商品)によっては、日本で事業をブラッシュアップさせて、海外で需要のあるものは沢山ある。

今回のnoteでは上記No.3の市場の選択については、省略します。その話はまた違う機会にnoteで考えを共有させて頂ければと思っています。
今回は特にNo.1とNo.2について。


1. まずは自国(我々で言うと日本)でしっかり事業、自社の商品・サービスを作って、ビジネスを成立させた方が良い

事業を始める時に、いかに早く売上を作るか、そして利益を作る(もしくはキャッシュフローをプラスにする)かといのはとても大事だと思っています。

この”いかに早く”というのがポイントです。その為には、
- 自分の知っている市場(国、事業領域)
- 大きな市場、もしくは成長している市場
- 国籍に対する規制がない方が良い(外資規制や文化的に外国人が事業しにくい国などがあると時間がかかる)
- 深く思考やコミュニケーション(交渉含む)ができる言語

というのが 大事だと思っています。

日本人だけでなく、どの国の人でもやはり自国でビジネスをやる方が圧倒的に速いです。
そして、日本はGDPが4位に下がったとはいえ、まだ全世界で4位です。これを無視して、他の国でやるなんて、論理的に説明つきません。
短期的にはまだ世界4位の市場サイズがある。そして、日本人としては、事業がやり易い市場であるなら、まずはここで事業をすべき。

私の感覚だと、日本人が日本で3年で立ち上げられる事業を海外だと9年かかるイメージです。もしくはコストが3倍になるイメージ。
それから、海外でのシビアな交渉を英語でやるのは本当に大変です。
私はシンガポールのペット事業関連である交渉をしたときに、ステークホルダーが沢山いたのですが、同時期にユダヤ人、インド人、中国人、東南アジア華僑、台湾華僑、日本人と交渉することがありましたが、もう日本人以外の人とはコミュニケーションを通じて交渉で勝てるなんて感覚は全くありませんでした。本当に難しいです。
だけど、自分の商品、知識、実績があることにより、少しでも有利な条件を得られるように交渉する。コミュニケーションや交渉力では勝てないので、そういった実際に持っているものを磨くことにより、それを使って交渉する。
これを皆さんもやるイメージです。
日本でしっかりとサービス・商品、そして企業の基盤を作る、それを使って世界で勝負していく。最初からコミュニケーションや交渉力で勝っていくのは難しいのですが、既に優れたものがあれば多くの日本人が勝負できる可能性がでてきます。


2. 日いかなnネスを立ち上げつつも、同時に海外展開を見据えながら準備や作りこみをやっていく。

次に2つ目の部分。最初は日本の市場で勝負するといは言いつつも、最初から海外を見据えて、準備をしていきましょう。
具体的に私がやっていることは、
- ウェブサイトは英語バージョンも作る
- パッケージは日本語だけでなく英語表記(ソフトウェアやコンテンツであれば、外国語のバージョンを用意する)
- 短期的な結果は得られないとしても、海外の展示会などの参加や視察をして、少しでも可能性を広げておく
- 英語を勉強し続ける(笑)

これだけでも大分違います。
実際、日本でペットのおやつを開発・製造した時に、上記をやりました。
そして、突然きた台湾のお問合せに対応した結果、日本でつくったおやつは台湾に輸出できています。これも準備していなければ、起こりえなかった取引です。


少しサマリー的にバァ―と書いてしまいましたがいかがでしょうか?
「グローバルいかなきゃ!」といったって、実際いきなり海外で0からスタートするなんて、聞こえはカッコ良いけど、めちゃくちゃ難しいし、時間もコストもかかります。

まずは日本でスタート、同時に海外の準備をしていく。小さくても良い、まずは合理的に、挑戦しやすい・勝負しやすい環境で始めていきましょう。

もっと詳細を知りたいという方はコメント頂ければ幸いです。
このnoteを読んだ方で、将来グローバルに挑戦するような方がでてきたら嬉しい限りです。


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