2024/10銀河鉄道の夜~金井一郎の翳り絵展
2024年10月下旬 吉祥寺美術館の「金井一郎 翳り絵展」にいきました
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に影響され、その世界観を視覚化したいという熱意によって生まれたその技法はまさに独自のものでした
暗闇の中に映し出される立体的な絵、正面から見た時が最も鮮やかではっきりしているのですが、少し姿勢をそらすとまた違った景色が見えてくる感じがしました
なによりも、「銀河鉄道の夜」1つの作品を視覚的に表現したいという情熱で新たな表現技法を生み出すというのは途方もないエネルギーの賜物のだと感じました
11月4日まで開催中です
「銀河鉄道の夜」を読む
早速図書館で「銀河鉄道の夜」(2013年ミキハウスの絵本)を借りて読みました
久しぶりの通読でした(多分これまでも読んだことはあったと思う)
改めて、いやあ、内容が難しかった
ジョバンニがいつの間にか乗り込んだ銀河鉄道とは何なのか
(夢の世界であることが示唆されていますが、なぜそんな夢を見たのか)
川に落ちたカムパネルラやタイタニック号の沈没事故で亡くなったと思われる姉弟とその家庭教師の青年が乗り込むこの列車は死者を送る象徴なのか
だとしたらなぜジョバンニはその列車に乗れたのか
ポケットにいつの間にか入っていた「天上にさえいける、どこでも勝手にあるける通行券」とは何を表しているのかなどなど
それほど長くないお話ですが、登場人物の大学士や鳥捕りなどもどのように理解したらいいのか戸惑うばかりでした
最後はジョバンニのお父さんが帰ってくることが示唆され、主人公一家としてはハッピーエンドですが、サソリの話とのつながりはあるのでしょうか
考えるのではなく感じなさいということかもしれませんが、「名作」として、いろんな形で人口に膾炙しているのに改めて読んで内容がわからないというのはなさけないなあと思いました
絵本の挿絵もいいですが、本物の金井さんの作品のほうが(当たり前ですが)何倍も素敵でした
本日の昼食
さてその前に吉祥寺で昼食です
いつも行列ができているメンチカツが有名な「さとう」の上に、「ステーキハウスさとう」があります
急な階段を上り(年配にはつらい。帰りが心配)2階に上がりました
カウンター席が空いており、すぐに着席できました
平日はお得な「牛肉スライス御膳」をいただきました
鉄板で丁寧に焼かれた牛肉はもちろん、付け合わせの野菜もとてもおいしかった
ごちそうさまでした
帰りに「三代目茂蔵」でお豆腐などを買って帰りました
【本日の歩数・・・11,916歩】
吉祥寺駅をまたぎ北側と南側を行ったり来たりしたので歩数が増えました
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最後まで読んでいただいてありがとうございます まだまだnote初心者ですが、いろいろ試行錯誤しながら思っていることを言葉にしていたいと思います