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[218]解決しようとせず、寄り添う

〈前回のおさらい 〉

よみたん自然学校の“オグさん”の言葉
「心のベース」について
お伝えしました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回のテーマは
「寄り添う」
です。

きょうだいでも、学校のクラスメイトでも
喧嘩が勃発した時、
大人はどのような対応をしたらよいか
考えてみたいと思います。

一言で言うと
「解決しようとしない」
ということです。

「解決しなかったら
子どもはずっと喧嘩しっぱなしじゃないか」

「子どもが仲直りしなかったらかわいそう」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

まず、ボクが感じることは
喧嘩をするも、仲良くするも
全ては子どもの問題であるということです。

子どもの問題に、大人がむやみに介入すべきではないと
考えます。

とはいえ、放っておくことはできません。

ここで注意したいことがあります。

決して、原因探し、犯人探しをしてはいけない
ということです。

解決しようとすると
つい、どちらかを悪い、どちらかを良い
というように決めようとしてしまいがちです。

そして、悪いと思う方に謝らせて
良いと思う方に許させる

そして最後は、無理やり握手させて両者解放。

仲裁に入った大人は解決したと思って
満足気だとは思いますが
当事者の子どもたちは、それでは心のモヤモヤは
晴れないのではないでしょうか。

子ども同士の問題なので
もし子ども同士が解決したいと思うのであれば
子ども同士が解決できるようにサポートする必要はあります。

どうサポートするのが、望ましいか。

それは、当事者の子どもの心に
「寄り添う」
ということです。

どう寄り添うのか。

それは、子どもたちの気持ちを知ることです。

喧嘩をしている今、
「どんな気持ち?」

本当は
「どんな気持ちになりたいの?」

そのためには
「どうしたい?」

どんな答えが返ってくるかは分かりませんが
想定している答えではない答えが返ってきても
それを否定することはしてはいけません。

子どもの気持ちに寄り添い、
子ども達が望む方向に進むためのサポートを
することを心がけたいです。

ただし、やってはいけないことを許すことは
してはいけません。

それは、暴力を振るうということです。

どんな理由があるにせよ
暴力を振るい、相手を傷つける行為だけは
毅然とした態度で
子どもに対して臨まなければいけません。

謝らせるとしたら
そのことに関してだけは、必要なことです。

ボクは、絶対に仲直りすることだけが
唯一の答えとは思いません。

子どもでも、大人でも
どうしても好きになれない、仲良くできない
という相手は出てくるのが自然です。

そういう相手とどう接していけばいいか
それを伝えることが大事なことではないかな
と思います。




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