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[170]不登校が問題ですか?

今回のテーマは
「不登校」
についてです。

少し古いデータではありますが、
文科省が実施し、昨年10月に発表した
不登校児童生徒数の調査によると

不登校の小学校・中学校の子どもたちは
全国で2017年度で14万4,031人。
これは前年度より1万人以上多いそうです。

内訳は、小学生が3万5,032人で184人に1人
中学生が10万8,999人で30人に1人。

少子化のはずなのに、不登校の子どもたちは
年々増え続け、過去最高だそうです。

また、NHKの調査では
隠れ不登校が23.7%。
4人に1人という割合です。

この隠れ不登校と呼ばれる中身ですが
学校には行くものの、教室には入れず
保健室等で過ごす「教室外登校」の子どもたちや
毎日学校に行きたくないと思っている、
「仮面登校」の子どもたちがここに含まれます。

もう十分でしょう。

そしてボクは1つ言いたいのです。

不登校を問題視しているのは誰(どこ)なのか。

それは学校や行政なのではないかと。

あたかも不登校がいけないことかのように
不登校が増えていることを子どもだけの問題に
しているのだとすれば、
それこそが問題なのではないか、
と思うのです。

これだけ多くの子どもたちが、
学校にはい行かないと決めたり、
行きたくないと思っていたりしています。

もはや子どもの問題ではなく、
学校や社会の問題ではないでしょうか。

どうすれば不登校が減るのか、ではなく
子どもにとってどんな学校・教育が必要なのか
という視点で考えるべきではないでしょうか。

不登校の子どもたちが増えた理由としては
様々な人やメディアが伝えている通りで
いろいろあると思うんです。

その中の1つには、いじめも原因に挙げられるでしょう。

このいじめですが、ボクもびっくりしたのですが
加害・被害どちらも経験したという子どもが
実に9割にも上るという調査結果もあります。

これに加えて、ブラック校則や教員との人間関係
もあります。
授業もついていけないなどの理由もあると思います。

これでは教室は常にストレスフル状態。

「学校は辛いところ」

そう思う子どもがいるのも無理ありません。

昔と違って嫌がる我が子を無理矢理引っ張って
学校に行かせようとする親が
徐々に少なくなりつつあります。

大げさではなく、下手すれば、我が子の命に
関わるかもしれないからです。

今の学校だけが学校ではないですし
学べる場所は学校以外にもある。

という考え方で
フリースクールやオルタナティブスクール、
ホームスクーリングなどを選べるようになれば
不登校という概念は、なくなっていくのではないでしょうか。

ボクは、不登校の子どもが減れば、または無くなればいいということではなく、
「不登校」というこの言葉自体を使わなくてもいい世の中になればいいなと思っています。




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