見出し画像

[103]まず受け止めよう

子ども同士のケンカを途中で止めさせて、
無理やりに子ども達を仲直りさせても、
仲良くはなれません。

私たち大人が、
子ども達同士がお互いに認め合う機会を
奪うことを知る必要があります。

今回もよろしくお願いします。

といいつつも、子ども達が大けがをしそうな時
命に関わる危険にさらされそうになった時
そんな時は、全力で止めてください。

その見極めは大人の役割です。

ケンカをすることが悪いというわけでは
決してありません。

お互いの意見が食い違った結果
いざこざが起きるケースは
大人だってあります。

ここで子ども達に学びを得てほしいことは、
大きく2つあります。

1つは、
「自分と違う考えを持つ人がいる」
ということを知ること。

そしてもう1つは、
「自分と違う考えを持つ人とどう向き合うか」
ということです。

自分と違う考えを言われた時、
子どもによっては、自分自身そのものを
否定されたと思ってしまうこともあります。

その子にとってはけっこうショックなできごとで
「まさか反対されるなんて・・・」
と、その考えに対して
さらに反対を唱えるかもしれません。

そしてさらに相手は自分の考えに反対を重ね
最後は激しい口論に・・・。

そういうことは、誰だって一度や二度は誰でもあったのではないでしょうか。
(もしかして今も職場などであるのでは?)

いいと思うんです。
相手の意見と食い違って、
口論(口ゲンカ)があっても。

大事なことは、
その経験をその後にどう活かすのか
ということではないでしょうか。

その時、ボクはこうすることにしています。

「受け止めた」と
心の中で、あるいは実際に言葉に出して言います。

口に出していう時は
「なるほど〜」とか
「そうなんだ〜」とか
「いいね〜」などの言葉に置き換えます。

「受け止めた」とは
「受けて」「止める」ことです。

自分とは違う考えを言われた時に
瞬時に反論するのではなく
心の入口で一旦「受けて」
どこにも動かさずに「止める」のです。

「動かす」ということは、
止まらせることなく、相手に投げ返す行為
つまり動かすことです。

これをすると、
相手も、あなたの意見を受け止めることなく
そのまま投げ返してきて
やがてバトルが勃発します。

ちなみに「受け止める」と「受け入れる」とは
似て非なる言葉です。

「受け止める」とは、
相手の考えを知るということです。

自分とは違う考えもあるんだと認識することです。

一方「受け入れる」とは
相手の考えを心の入口で「受けて」
心の中に「入れる」ことです。

つまり相手の考えを選ぶ・採用するということです。

一旦受け止める行為をすると、
一呼吸置くことができ
落ち着いて、スムーズで建設的な対話が
可能になるでしょう。

これは職場でも、学校でも、親子でも、家族でも
通じることです。

特に親子の関係では、有効です。

いつもいつも親が言うことを子どもが聞くという
一方的な、たての関係ではなく、

子どもの意見にも一理あると認めるという行為は
親子の関係を双方的なよこの関係を築くのに
いい方法だと思います。

おためしあれ。




メルマガでもご覧ください!
第1号目からご購読できます。
毎日発行!お楽しみに。

子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

#子育て
#教育
#学校


いいなと思ったら応援しよう!