
[276]豊かな(心の)健康
今日は土曜日。
となりの敷地では、新築マンションを建てている音がしています。
働く人にエールを送りたくなりました。
〈前回のおさらい〉
「豊かな環境」ということについて
先日訪問したフリースクール「お山の樂校」を例に
お伝えしました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
今回のテーマも
引き続き
「豊かさ」
について書きたいと思います。
何をするにしてもそうですが
健康第一です。
「健康」には2つあると思っていて
1つは「身体の健康」
そしてもう1つは「心の健康」です。
身体の健康については
皆さんご自身やお子さんやご家族の身体のことを考えて
普段から気をつけていらっしゃると思いますので
ここでは、「心の健康」について
考えてみたいと思います。
ボクは、心が健康であるということは
心が豊かで穏やかであることと考えています。
人には喜怒哀楽という言葉が示す通り
たくさんの感情を表すことができますよね。
また「無表情」という感情も表せます。
そんなたくさんの感情の中でも
あなたは、「怒」という感情を表に出す時
どのような時にそうしますか?
自分が望んでいることとは
別の結果が悪い方向に出てしまった時?
他者が自分が期待している通りにならなかった時?
他者が自分に何かしらの損害を与えた時?
その時あなたの心は、「怒」という感情に支配され
どうすることもできずにいるという状況でしょう。
人間誰しも「怒」の感情があるということは
当然のこと、かもしれないですよね。
「怒」の感情を抱いてはいけないということを
言っているのではありません。
ここで得意の?!アドラー心理学をまた持ち出します。
「怒りとは出し入れ可能な道具である」
例えば、あなたのお子さんが全く親の言うことを聞かず
手伝いもせず、勉強もしない、とします。
あなたはどう対処すると思いますか?
大声でお子さんを怒鳴り散らしたり、とか?
その時に、大声で怒鳴るという目的を達成するために
「怒り」という感情を捏造する、というのが
アドラー心理学の考え方です。
怒りの感情にまかせて、大声で怒鳴るのではなく
大声で怒鳴りたいから、怒りという感情を持ち出す
ということなのです。
心が豊かで穏やかであれば、
つまり、心が健康であれば
言うことを聞かないというお子さんに対して
怒鳴るのではなく
静かに、ゆっくりと、丁寧に話すこともできるはずです。
目的は、大声で怒鳴ることではなく
子どもが手伝いや勉強をするようになること
なのですから。
心の健康を豊かに保つということは
感情に支配されない状態であるということ、
がボクの考えたことです。
・
・
・
・
メルマガでもご覧ください!
第1号目からご購読できます。
毎日発行!お楽しみに。
↓
子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜