[165]子どもが探し、選び、決めること(1)
〈前回のおさらい〉
子どもの個性は、子どもの価値観に繋がります。
ご家庭でもいろいろな“仕掛け”を作って
お子さんの好奇心をくすぐりましょう。
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今回のテーマは
「子どもの夢」
です。
このメルマガでも何度か題材にしたテーマですが
少しだけ違った視点でお話してみたいと思います。
日経DUALに掲載されていたデータで
面白いものがあったので紹介します。
お子さんのなりたい職業について
親としてどのような考えを持っているか
についてのアンケートです。
その結果によると、
「子どもが自分で選んだ道と納得したら応援したい」
が65.9%を占めました。
「納得したら」?
納得しなかったら、応援しないのかな?
子どもがなりたい仕事をするのに
親の許可は要らないはずなのですが、
もし親が思ってもいないような職業を
子どもが言ってきたら、あなたならどうしますか。
「またそんな夢みたいなこと言って!!
(夢の話のはずですが…)
どうやって生活していくの!?」
これはNGです。
みなさん分かりきっていることですね。
では、そうすれば…。
大事なことは、やりたいことやなりたい職業を
「子ども自身が探し、選び、決める」ことです。
親はビジネスや社会で長年経験してきて
自分の経験してきたことや周囲のことは
知っていることが多いでしょう。
お子さんには、その経験や知識を教えてあげたい
そう思うこともよく分かります。
しかし、ここは辛抱強く見守ってあげましょう。
もし無謀だなと思える職業を言ってきても
それを最初から否定せずに、
まずは聞いてあげましょう。
ちなみにボクの息子は、小学校時代、
ご多聞に漏れず、ユーチューバーにはまっていた
時期がありました。
なりたいということを言っていたこともありました。
その後しばらくたって、
何故か料理人になりたいと言っていましたが。
それにしても本当にユーチューバーって
メジャーな職業になりましたね。
あのように自己表現をするということや
人を楽しませたいという気持ちは
とても大事なことだと思います。
そういう点を伸ばしてあげたいなと思うのです。
そのほかにもどんな職業であれ、
どうしたらなれるのか?
その仕事でどんなことをしたい?
それはどんなことに役立つ?
そんなことを聞いたり
一緒に考えたり、調べたりしてあげてください。
ポイントは、職業名のように名詞ではなく、
「〜したい」と動詞で語らせること。
職業は自分でやりたいことの手段でしかありません。
(早稲田大学大学院ビジネススクール教授 入山章子さん 日経DUALより)
なるほど、深いですね!!
もう少し長くなりますので、続きはまだ次号にて。
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