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[183]令和時代に必要な能力「自己発信力」

〈前回のおさらい〉

お子さん自身が考えて、お子さん自身の言葉で答えられる質問を投げかけてみましょう。

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今回のテーマは
「令和時代に必要な能力とは」
です。

令和時代に入り、お祝いムードもひと段落したな、と思っていたら
先日報道された老後2,000万円不足問題のニュースに、日本中に衝撃が走りました。

その後に政治家達が対応に追われているようですが、後手後手といった印象です。

あの報道が事実なのか、一部の人達にのみ当てはまるのか、
どうなのか、これから答えが出るんでしょうか。

それはともかくとして、あの報道から、ボクら国民は何を学ぶべきなのか
そういう視点でお伝えしたいと思います。

あのニュースのキーワードの1つは「自助」です。

ニュースでは経済的な視点からのみ語られていますが、
生き方そのものにも当てはまるのではないでしょうか。

これからの時代の主役は、間違いなく今の子どもたちです。

子ども達には、この生き方においての「自助」についてしっかりと伝えていきたいと思っています。

昭和・平成時代は、高学歴社会が幅を効かせていました。

「学歴」が幸せへのバロメーターに成り得ていた時代です。

いい学校、いい大学、いい会社に入って一生懸命働いていさえいれば、
年功序列で給与が上がっていき、定年退職後は退職金と年金で悠々自適な生活を送って、余生を楽しむ。

みたいな話は、平成の終わりにはもう崩れ始め、
今やもう神話の世界ですから。

これからの時代、「学歴」に頼らない能力が必要になるのは明白です。

その能力こそが自助であり、そのうちの1つが、「自己発信力」です。

これは自分が好きなことや自分の考えを、自分の言葉でアウトプットする力です。

この自己発信力を家庭で身につけるには、親は何を子どもに身につけさせ、どんな環境を整えればいいでしょうか。

まずは、お子さんが「したい」ということをやらせてみることです。

この時点では、まだお子さんが「したい」ということが好きかどうかは、
お子さん自身にも、親にも分かりません。

そして、その「したい」ということが、「もっとしたい」かどうかという判断をお子さんに委ねましょう。

「もっとしたい」が好きになる入り口です。

好きかどうか、お子さん自身に決めさせてあげたいのです。

もしかしたら、「もっとしたい」の手前で、途中で止めることになるかもしれません。

でもそれは決して無駄なことではありません。

今後またしたくなるかもしれません。

そしてまた好きなことであれば、これから続けていくことになるでしょう。

その好きなことを人に伝える時の、お子さんの生き生きした表情や言葉を想像してみてください。

それは、自分の感情や行動、そして身につけた知識や技術を、自分自身の言葉で語っているはずです。

それが自己発信力につながっていくものと考えています。

自己発信力が高まれば、どんなことが起こるでしょうか。

それはまた次号にて。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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