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[249]性格に良いも悪いもない

一晩中襷を繋ぎ続けるリレーマラソン大会に参加してきて
眠気が夜になっても取れませんが、心地よい疲れを感じています。

〈前回のおさらい〉

ルールとマナーは
自立的な生活をするために守るものだ
という自論を展開しました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回のテーマは
「性格」です。

「あの人は性格が良い人だ」

「あの人は性格が悪いくて」

よく聞く言葉です。

良い性格と悪い性格。

そもそも、性格に良いも悪いもあるのでしょうか。

例えば、
「明るい」性格は、「良い」性格で
「暗い」性格は、「悪い」性格なのでしょうか。

また、
「積極的」な性格は、良い性格で
「消極的」な性格は、悪い性格?

さらには、
「愛想が良い」のは、良い性格で
「無愛想」は、悪い性格、ですか?

これらを決めつけているのは
一体、誰で、何のためなのでしょうか。

もしかしたら、相手が、
自分にとって都合が良い人間なら良い性格で、
都合が悪く、なかなか自分の思い通りにならない人間なら
悪い性格?

という決めつけ方を、勝手に作ってしまっているのでは
ないでしょうか。

「暗い」ということを悲観的に見るのではなく、
自分自身を見つめ直すことができるということが言えるでしょう。

また、消極的だから悪いのではなく
慎重で思慮深いのです。

無愛想なのは、自分自身の世界を持っているのです。

このように、違う角度から見ることによって
性格が良い・悪いという一方的な視点から
素晴らしい個性へと変えることができます。

お子さんに対してもそうです。

子どもの性格を「良い」「悪い」という判断基準で
してしまっているとしたら
弊害は果てしなく大きなものになるでしょう。

「もっと明るくなりなさい」
「もっと積極的に振る舞いなさい」
などと言ってしまってはいないですか。

もし、親が我が子に対して
性格が悪いと思っているのであれば、
その性格を作ったのは
紛れも無い親自身なのではないでしょうか。

「あなたは性格が良くない」
「性格を変えなさい」
そう言われ続けたお子さんは
親に認められようと
無理にでも性格を変えようとします。

だけど、それは「本当の自分」ではないから
どこかで無理が生じ始めます。

すると、だんだんストレスを抱えてしまい、
変われない自分に自己嫌悪感を感じ始める、
という負の連鎖が起きてしまいます。

親としては
その子の性格が良いとか悪いとかで判断するのではなく
このメルマガで何度も言うように
その子のままを受け止めて、認めてあげることが
何よりも大切なことです。

性格に良いも悪いもない。
ボクはそう考えています。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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