[160]母と娘
〈前回のおさらい〉
同性親子シリーズ〜父と息子の場合
自分がしてもらえなかったことを
息子にさせた時のことを、
自分を例にお伝えしました。
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今回も同性親子シリーズで母と娘の場合を考えてみたいと思います。
自分がどのように育てられたかということが、我が子を育てる際に影響として出やすい
というのは、父と息子でも、母と娘でも同じことが言えますね。
例えば、自分が子どもの時は
「塾に行かせてもらえなかったから
自分の子どもには塾で目一杯勉強させたい」
とか、逆に
「勉強ばかりさせられて、遊べなかったから
我が子には、存分に遊ばせてあげたい」
など、「我が子のためを思って」よりよい環境を求めるケースが多いと思います。
ただ母と娘の場合は、父と息子の場合と比べると影響力がより強くなることが多いと言われています。
やはり娘にとっては、母の存在は大きいです。
ボクの元妻と娘達を見ていても良く分かります。なんだかんだいって「ママ大好き」な感じで何でも元妻に相談をしていた感じでした。
父親は引いて見ているしかないという何ともはや寂しい気持ちでした。
かと思うと、時々、そんなにきつく当たらなくてもいいのにというぐらいに厳しい口調で娘達を叱りつける
こともありました。
それでボクに寄ってくるかというとそうではなく、あいかわらず、元妻と娘達は一緒にいました。
これはあくまでも、母親が子どもの頃、母との関係が良くなかったと思うその中でも、さらにレアなケースかと思うのですが、自分の娘にも、意に反して辛くあたってしまうこともあるようです。
また、自分が子どもの頃は可愛がられていなかった(と思っている)場合、他の人に娘が可愛がられているのを見ると娘に対し、嫉妬のような気持ちが沸くこともあるようです。
そして、母が娘に過度な期待をかけてしまうと無意識に娘を自分の代理にしてしまったり同一視してしまうこともあるようです。
そんな娘も母の期待に応えようと無理に頑張ってしまうことがあります。
このように、共依存の状態にならないためにも自分という人間が、一人の貴重な存在であると同時に娘も独立した一人の人間なのだというように我が娘を信じてあげたいです。
これは父と息子の場合も全く同じですね。子どもの幸せは子どもが掴むもの。
そう信じています。
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