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[169]自分はどう生きる?

〈前回のおさらい〉

非認知能力(スキル)を高めると
基礎学力が上がると言われています。

そのための1つの方法として、
学び合い・教え合いの環境を作ればどうかということをお伝えしました。

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今回も
「非認知能力」について
前回の続きを書かせていただきます。

その前に、念のためお伝えしておきますが
学校そのものを批判しているわけではありませんので、
そこのところはよろしくお願いしますね。

ただ今の学校だけでは補えないものがあるし、
今の時代、そしてこれからの未来に、
フィットしないものが出てきてしまっている
ということなんですよね。

さて、その学校なんですが
集団教育・集団授業を主としている以上
どうしても同調圧力が働いてしまう恐れがある
ということは否めないと思います。

同調圧力とは、特定の場所やグループなどの中で
少数派が多数派に無理矢理合わせられてしまうこと。

学校でいうならば、特定の場所というと、
クラスがそれにあたります。

つまり、「長いものに巻かれておけ」
みたいなことですね。

または、場の「空気を読め」ってことでしょうか。

他の子どもとなるべく同じにしとけ、
と言わんばかりの雰囲気、なんとなく分かります。
(あなたの職場もそんな感じではありませんか)

これはあくまでもボクの推測でしかありませんが
学校でのいじめの原因になっているのも
この同調圧力なのではないかと思っています。

とあるアイドルグループが歌っているヒット曲も
学校の中で、同調圧力に抗う主人公の葛藤が
モチーフになっていますね。

団体行動をしなければいけない時などは
確かに人に合わせる場面も必要なのかもしれません。

でも、非認知能力とされるいくつかの「力」で
自分の考えを発表する力だったり
意見の違う人を認めたり、話し合う力というのは
単純に人と合わせればいい、ということでは
ないと思うんです。

つまりは
多様性と協働性が大事ではないかと。

様々な考えや傾向があるということを念頭に
その中で、どう自分を表現しながら
同じ目的に向かって、
それぞれ違う個々の力を合わせて
あるもの、ことを成し遂げていくのか。

そういうことをたくさん経験すればするほど
非認知能力が高まるんだと考えます。

これからはますます
同調圧力に支配されたタテ型の社会から
価値観と信頼でつながっていくヨコ型の社会へと
変化をしていくでしょう。

そんな時代の真っ只中を生きていくことになる
今の子ども達に、ボク達大人が経験してきた事が
どこまで通用するのか分かりません。

ただ1つ言えそうなのは、
「自分はどう生きるのか」
という事を子ども達には常に考えてもらいたいなということを願ってやまないということです。




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