[107]「言ったでしょ!?」では通用しない
こんにちは。
今回もよろしくお願いします。
ではさっそく。
お子さんが元気よく外から帰ってきたとしますね。
どこで遊んできたのでしょうか、
とにかく元気が良いということはとても良いことですね。
そのお子さんは、外で遊んできた勢いそのままに、
玄関を入ると靴を脱ぐのももどかしいのか
左右バラバラで脱ぎ散らかして、
家の中になだれ込みます。
「お母さーん、お腹減ったー!」
そこでお母さんが一言。
「もう!!靴を脱ぎ散らかさないで!!
前にも言ったでしょ!!」
はい、ストップ!
出ましたね。
「前にも言ったでしょ!?」
または
「何回も言ったでしょ!?」
も言いがちなフレーズです。
この「言ったでしょ!?」
というフレーズ。
あなたは確かに言ったのかもしれないけど、
残念ながらお子さんには伝わっていないのかもしれないのです。
いや、お子さんもお母さんの言葉を聞いていたのかもしれませんが、
スルーしちゃってます。
重要だということを認識していないんですね。
言ったからといって、
人はその通りに動くとは限らないので、
安心しない方がいいです。
「言ったでしょ!?」
はあくまでもあなた自身の問題であって
お子さんにとってみては
「(聞こえたけど)聞いてません」
ということになるのです。
それは聞いた側ではなく、
伝える側、つまりあなたの伝え方に原因がある
可能性があります。
確かに靴を脱ぎ散らかすのは良くないことです。
それを分からせる必要があります。
その時に、ただやみくもに
「靴をそろえなさい!」
って言っても、その場では
「はーい」
という分かっているのか分かっていないのかが
分からないような返事を返してくるだけです。
またやらかします。
「靴をそろえなさい!
前にも言ったでしょ!」
そしてまた、、、。
「何度も言ったでしょ!」
きっと、お母さんのおっしゃる通り何度言ってもやらかします。
このループが繰り返されます。
この場合、伝え方を変えてみましょう。
靴をそろえるのは何のため?。
靴をそろえるとどんな気分になるのか。
などをお子さんが分かりやすいように
優しくきちんと説明して伝えるのです。
怒りながら言ってはダメですよ。
また、
「靴を大事にしない子は足がちょんぎれちゃうよ」(あ、これ、実際にボクの母が言っていた言葉です。まあ聞くとしても幼児の頃だけだと思いますが)
というような、ある種強迫めいたことを言って、無理にさせるのもダメです(これを「恐れの選択」と言います。)
そして最後に極め付け。
お子さんの目を見ながら、少し真剣に言います。
「一度言ったら分かるよね」
「一度で分かる」という魔法をかけます。
これは、ボクがある先生から実際に学んだ言葉です。
一度試してみては?
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