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[105]子どもが誇りと自信に満ち溢れるということ

〈前回のおさらい〉

「チーム ◯ ◯ (お子さんの名前)」

お子さんの子育てのために、実在の人達で仮想チームを作りましょう。

実際にチームを作るわけではありませんが、内容によって頼るべき人をメンバーのなかで決めておくといいでしょう。

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
今回は子どもの可能性について考えたいと思います。

自分のことで恐縮ですが、
ボクは山をフィールドにしたスポーツが趣味でして、
日頃より登山やトレイルランニングを楽しんでいます。

その事をご存知の、あるお母さんのご相談で
子どもと一緒に山登りに連れて行って欲しい
というリクエストをいただきました。

そこで、一昨日、お母さんとそのお子さんを
登山にご案内しました。

お子さんは、小学校1年生。

登った山は約900mと、なかなかの標高です。

大人でも初めての場合は、
けっこうキツい山登りのコースなので、
果たして小学校1年生は登れるのか
という不安は、正直ありました。

が、ボクは
「やめた方がいいのでは?」とか
「もっと小さな山で試してから」
などとは言いませんでした。

まずはやってみよう。

お子さんが、自分の口で
「やめたい」
と言うまでは登って行こうと思っていました。

もちろん
頻繁に休憩を取りながら、
お子さんの表情や身体の状況などを
注意深く観察しながら
お子さんのペースに合わせて、
一歩ずつ一歩ずつ前進していきました。

ボクの役割は、この親子に登頂してもらうのではなく
無事下山してもらうことだと考えていました。

だから、天候や体調、気持ちなどで厳しいと判断した場合は
登頂をあきらめ躊躇なく撤退をしようと考えていました。
登ることよりも命が一番大事だからです。

結果は、見事登頂成功!

登山標準タイムよりは時間はかかりましたが
そのお子さんは一切弱音を吐かず
懸命にボクの後をついてきてくれました。

この登山を通して、ボクはお子さんに以下のような気持ちを持ってほしいと考えていました。

自信を持つと言う事。
簡単にはあきあめないという気持ち。
一歩ずつ進んでいけばゴールにたどり着くという事。
やればできる。
やったことを認められるという喜び。

お子さんは、山の頂上に立った時、
本当に誇らしげに、自信に満ちた表情で、
眼下に広がる雲間から覗く街並みを見下ろしていました。

下山後、お母さんか喜びの声をいただきました。

「子どもも大喜びで自信になったようです。
本当にあの精神には驚きです。
福智山登れるお兄さんとしての誇りですよね。
下山してすぐ同級生と五年生に会い
「凄い!」と言われ満足げでした!」

もう何も言うことはありません。
ボクもとても嬉しい気持ちになりました。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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