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[134]いろんな子がいるのです
今回のテーマは
「いろいろな子どもがいる」
です。
みなさんはドッジボールをしたことがありますか。
きっと「ある」とお答えになる方が多いのではないかと思います。
ボクも約40年も昔のことですが、
体育の授業や休み時間などで、やった記憶があります。
現在ボクが住んでいる小学校区では、年に一度、子ども会の町内対抗ドッジボール大会があります。
ここ数年は、ボクが住む町内チームの監督として子どもたちと一緒に汗を流しています。
基本的には小学校4年生から6年生の女子(男子は小3まで)でチームが組まれます。
学年も3学年が一緒のチームになります。
中には、バスケットボールやバレーボールをやっている子もいて、
ボールの扱いはお手の物、という子がいます。
かたや、ボールを取ることもできなければ、
投げることもできない子もいます。
逃げることにかけては天才的な動きをする子もいれば、
来るボールを怖がって、背中を向けたり、
その場にうずくまってしまう子もいます。
当然、相手は当たりやすそうな子から狙って
ボールを投げ込んできます。
当てられたら「アウト」となり、
外野に行かなければなりません。
ドッジボールは、最終的に内野に残ったプレイヤーが多い方が勝ちます。
だから、簡単には当てられないように
6年生やうまい子たちが、
下級生やドッジボールが苦手な子らを、
身体を張ってカバーします。
中には身体の小ささを生かして、
どんなボールでもひらりひらりと躱す子もいます。
エース級の子は、ボールをキャッチしてどんどん相手コートに投げ込みます。
つまり、年齢もレベルもバラバラな子どもたちが
同じコートでドッジボールをするわけです。
同じチームの中にいろんなタイプの子がいて、
今このチームの中で自分に何ができるのか、
それを子どもたちなりに考えて、
自主的に行動するのにとてもいい学びの場となっている
それがこの校区のドッジボール大会です。
監督としてのボクの役割は、
チームを勝たすことではなく、
子どもたちに自分にできることは何かを考えてもらう、
チームに貢献できたという気持ちを持ってもらう、
自分にもできたという気持ちを持ってもらう、
そういうことではないかと思っています。
もうすぐその季節がやってきます。
楽しみです。
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