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[253]今の自分に必要な情報を選ぶ力
雷が鳴ると、
未だに自分のおへそのあたりを見てしまいます。
子どもの頃に擦り込まれた迷信のようなものは、
なかなか忘れられないものですね。
皆さんはそのようなこと、ありませんか。
〈前回のおあさらい〉
不登校に良いも悪いもありません。
ボクは「不登校」という言葉が使われなくなる世の中に
したいと考えています。
(不登校の子どもを無くしたいという意味ではありません)
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さて、今回のテーマは
「情報」
です。
皆さんは、何かについて知りたいな、調べたいなという時
まず、何をしますか?
今や、大半の方がインターネットというツールを使って
検索をかけるのではないでしょうか。
子どもも、大人も、みんなそうだと思います。
インターネットが無かった時代は、どうしていたんでしょうね。
辞書?新聞?図書館?
もはや思い出すことも難しいぐらい遠い昔に思えますが
でも、それはたかだか25年ぐらい前?なんですよね。
それは、ともかくとして
インターネットである言葉について検索をかけると
出るわ、出るわ、もうどれが、何が本当なの?
と選ぶのを諦めてしまうぐらい膨大な情報が
永遠のように並んで出てきます。
それらの「情報」の中から
どうやって「今の自分」に必要な情報、
正しい情報を選びますか?
この「今の自分」に必要な情報や
「今の自分」に正しい情報を
「最適解」といいます。
自分にとっての最適解を探り出したり、
選び抜いたりする力が
これからの時代を生きる子ども達にとっては
ますます必要になってきます。
(もちろん、大人も、ですが)
例えば、何か病気について調べたい時、、、
そうですね、皆さんの身近なところで
インフルエンザの症状と治し方について
インターネットで調べてみると、
おおかたのご想像通り、
膨大な検索結果が出てきます。
その中から、どれを選ぶのか、
どの情報が今の自分にとっての最適解とするのか
これはもう、「あなた」にかかっています。
情報は情報でしかありません。
そして、その情報には、
良質な情報と
そうとは言えない情報とが
混在しています。
さらにいうならば、
情報には客観的な情報と
主観的な情報とがあります。
客観的な情報とは、事実を指します。
事実は、誰がどう見ても同じもので、5W1Hがしっかり明確なものです。
それに対し、主観的な情報とは
前述の客観的な情報に触れた、
書き手のフィルターを通して表現された感想なり意見。
つまり、事実という、第1次情報について、
書き手の頭の中で、省略されたり、書き換えられたりした
書き手の思いです。
ここで誤解して欲しくないのは
決して、客観的な情報が良くて
主観的な情報が悪いと言っているわけではありません。
どれが事実で、どれがそうではないか
それを見極め、自分にとっての最適解を見つけ出す力が
必要だということです。
今を生きる大人が
これからを生きる子どもに
伝えなくてはいけない大事なことの1つだと、
ボクはそう思うのです。
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