[167]子供の遊びの自由を大切に
〈前回のおさらい〉
お子さんが自分自身で選んだものについて
金銭面や精神面でのサポートも
もちろん大事ですが、
子どもが好きなことを一緒になってしてみたり
一緒に考えてあげてください。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
今回のテーマは
「子どもの世界」
です。
「お父さん、お花屋さんね」
これは、ジブリアニメの名作「となりのトトロ」
での、メイちゃんのセリフですね。
メイちゃんが幼稚園のバッグを下げて、
家の庭を飛び回り、お仕事をしているお父さんの
机の上に、摘んできた草花を並べながら
言ったセリフです。
このメイちゃんのように、本来子どもは、
今目の前にあるものを使って、
自由に遊ぶ能力があります。
ボク達大人は、この子ども達の遊びの自由を
奪うことなく、子どもが「楽しい」と思えるもの
を存分に楽しませてあげたいですね。
子どもの世界を尊重し、
大人にとって「正しい」ことよりも
子どもにとって「楽しい」ことを選ばせることが
まずは大事だと思うのです。
その上で、もし、その場に子どもと一緒にいる親として
何かを伝える必要がある時、
例えば、怪我をしそうな時や、
一緒に遊んでいる友達と何かもめそうな時などは
必要最小限のサポートや助言にとどめたいですね。
注意をするにしても
親が全てを言ってしまったり、
一方的に叱りつけるのではなく、
「なぜダメなのか」
「こうすると上手くいかないのはなぜなのか」
ということを、子ども自身で考える余地を
与えるような助言がいいと思います。
むかしむかし、僕がまだ小学校に上がるかどうか
の時、
2歳下の弟としょっちゅういたずらをして遊んでいました。
思い出されるのは、自転車での遊びです。
自転車を乗り回すことももちろんしましたが、
ある日、乗っていた自転車を、弟とふたりで
家の中に持ち込みました。
その自転車を畳の上にひっくり返して置き
ペダルを手でぐるぐる回しながら
ペダルの上からじょうろに入っている水を
ザーっと流して遊んでいたことがあります。
2人ともギャーギャー言いながら遊んでいたことを思い出します。
何が面白いのかって、思うでしょう。
でもあの時はとっても面白かったのです。
それが子どもの世界なのです。
もちろん母親には、こっ酷く叱られましたよ。
なぜ家の中で水遊びをしてはいけないのか
いろいろと気づきを与えてくれました。
その時学んだのは、畳を水浸しにすると
とても大変なことになることと畳の干し方、
そして親に本気で叱られるということでした。
その遊びが、正しいか正しくないかと言われたら
もちろん正しくはないでしょう。
それからは二度と家の中に自転車を持ち込むのは止めて
外で同じことをするようになりました。
幼いながらも学んだのですね。
あの時の母親に謝罪と感謝です。
・
・
・
・
メルマガでもご覧ください!
第1号目からご購読できます。
毎日発行!お楽しみに。
↓
子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜