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[133]夏祭りの日のできごと

今回のテーマは
「親子の会話とは」です。

今までいろいろ語ってきましたが、
ここで一旦元に戻ってみたいと思います。

というのは、先程ふと思い出したことがあったからです。

それは、僕の息子が小学校6年生の時の夏祭りの日の出来事です。
(季節外れのことでごめんなさい)

うちの町内では、夏祭り子供神輿といって、
小学生の子ども達が自分達で作った神輿を担ぎ、町内を練り歩くという恒例行事があります。

最後に夏祭り会場に到着し、
お世話になった町内の皆様にご挨拶をするのですが、
代表で挨拶をしたのが、ボクの息子でした。

ところが、声も小さく、はっきりとよく聞こえませんでした。

ボクは、息子に
「もう少し声を出せ!」
と、激励するつもりで声をかけました。

息子は顔を赤らめ、それ以上大きな声を出すことはありませんでした。

息子は、ボクに
「怒られた」
と思ったのでしょう。

「しまったな!」
ボクもその後、激しい後悔をしました。

普段なら、みんながいる前では怒ったり
(怒ったつもりはなかったのですが)
息子の恥をかかすことはしないように心がけていました。

が、この時ばかりは
息子の話すことを聞きたいばかりに、つい
「もう少し声を出せ!」
と言ってしまったのでした。

あとで、
「あの時なんて話したんだ?」
と聞けばいいだけのことでした。

「みんなの前でよく挨拶できたな」
と言ってあげるべきでした。

大人のボクでさえ、大勢の前で話すのは緊張するのに
ましてや子どもなら、立つだけで立派ではないか。

本当にバカな父親だな、と自分を激しく責め
その年はもう夏祭りどころではなくなってしまいました。

それは息子も同じことだったかもしれません。

みんなの前で、
「お父さんに怒られた」
と思っているかもしれないのですから。

子どもの自己肯定感を上げるには
まずありのままの子どもを認めること。

そして
「できた!」
「褒められた!」
と子ども自身が思えるような声がけを心がけること。

親子の会話は本当に大切ですね。

親も日々勉強です。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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