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[254]今を生きる

夕暮れの風がだいぶん秋らしく感じられるようになりました。

〈前回のおさらい〉

情報には、客観的なものと主観的なもの
正しい事実とそうではないもの
良質なものとそうではないもの
などがあります。

それらの中から、自分にとっての最適解を探し出す
能力がこれからを生きる子ども達には必要です。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

さて、今日のテーマは
「今」
です。

さて、今は来週から2学期が始まるという時期です。

この8月下旬から9月上旬にかけては
子ども達の自殺者が多い時期だと言われています。

直接的な理由は
長い夏休みが終わり、学校が再開されるからです。

なぜ、学校が再開されると自殺者が多くなるのか。

それは、学校を
「死ぬほど辛い」
と思っている子どもにとって
学校が始まってしまうことは
相当強いストレスがかかってしまうからです。

「死ぬほど辛い」
と思わせる最大の要因は
ずばり人間関係です。

その中でも「いじめ」は最たるものだと思われます。

親としては、子どもの学校での異変に気づいてあげたい。

でも、辛い思いをしているのは分かっていても
まさか、自分の子どもが自ら命を絶ってしまおうと
思うほど悩んでいるとは、思いもよらないことだと思います。

「学校に行きたくない」
と子どもが言ってきたということは、
子どもは「今」を悩んでいます。

大人はそんな子どもの「今」を見て
「この先」を憂います。

このままでは、勉強についていけなくなる
このままでは、進学できなくなる
このままでは、落ちこぼれになってしまう

無理もありません。

親は常に我が行く末を心配するもの。
子どもの幸せな将来を願うもの。

でも、子ども自身は、「先」を見る余裕などありません。

「今」をどう乗り越えるかだけで、精一杯なのです。

「今」どうすればいいか、それだけなのです。

だから、お願いです。

この時だけは、子どもの「今」に目を向けて、
そして寄り添ってください。

子どもの今の気持ちを十分に理解してあげて
今を一緒に乗り越えてあげてほしいのです。

「今」と「命」
なんとなく字が似ているのは気のせいでしょうか。

「今を生きる」とは、「命」そのもののことだと
思います。

今を大切にするということは
命を大切にすることと同じです。

過去を生きているわけではなく
未来を生きているわけでもない。

生きているのは
「今、この時」
です。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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