[290]家事を分担するご利益
今朝、近くの公園を走っていたら
ゴミを拾いながら走るランナーと遭遇しました。
素晴らしいなと思ったのと同時に
ボクも何かしようと思いました。
〈前回のおさらい〉
他人様の家に上がる時など
後ろ向きで靴を脱ぐことは
お尻を向けて家に入ることになり
失礼にあたります。
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今回のテーマは
「分担」
です。
みなさんのご家庭では
家事の分担はされていますか。
奥様と旦那様、そしてお子様とで
家事を分担しているのであれば
家事を「手伝う」という認識はないはずです。
とはいうものの、ボクは、かつては
なかなかそういう認識が持ててなかった
というところが正直なところでした。
家事は、妻が主体的にやって
夫はそれを補助する、手伝う
みたいな状態でした。
今は、言わずもがな両親共働きのご家庭がとても多いですよね。
ということは、平等。
夫婦どちらかに家事や育児の比重が偏るのは
よくはないですよね。
そこで、義務ではなく
貢献感を持てるようにするには
どうすれば良いかな、
と考えた時に
ふと浮かんだのが
お互いに、または家族間で
「感謝の心を素直に伝える」
ということです。
特に、お子さんに家事を分担させる場合
やってくれたことに対して
「褒める」
ということがありますよね。
これは
「褒める」のではなく、
「感謝」に変えた方が
より良いと思います。
子どもが家事をする意義、目的は
「褒められるからやる」のではなく
その家族の中で貢献感を得ること
つまり、家族の中で
「自分も役に立っているのだ」
という自己肯定感を持つことなのです。
アドラー心理学的に言うと
目的が褒めてもらうことになってしまうということは
「称賛を要求する」
という問題行動の第1段階に当てはまります。
これは、
「共同体の中で特権的な地位を得る」
ということに目的が発展してしまいます。
したがって、褒められなければやらなくなります
。
また、逆に、
家事の手伝いはしなくてもいい、
勉強だけやっていればいい
という考えも、
子どもに家庭の中で特権的な地位を与えることに
なってしまいます。
家事に責任を持たせて、任せることで
家庭という共同体の中での貢献感が上がり、
さらには、家族から感謝されることで
自己肯定感も上がります。
その環境を整えていくのは親の務めです。
子どもに責任を持たせて、信じて、任せる。
大人の社会と同じことですね。
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