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[244]親の背中を見ながら覚えること

〈前回のおさらい〉

真夏といえば熱中症。
でも、逆に低体温症にもなり得るので
清流などで遊んでいるお子さんの様子には
注意が必要です。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今朝、蝉の大合唱よりも先に起きることができて
思わずガッツポーズをした、望月秀樹です。

さて、今回のテーマは
「継ぐ」
です。

今日(8/13)はお盆ですね。

我が家でも、ご先祖様の御墓参りに行き
迎え火をして、お盆の日を過ごしました。

和が家のお墓は比較的大きな霊園で
お参りに来る方は、お子様連れがとても多かったです。

きっと、両親の実家に帰省して
お墓参りに来たのでしょうね。

みんな暮石の前で手を合わせていました。

思い返すと、
ボクも高校生ぐらいまでは、お盆には親の実家に来て
親戚がワイワイ集まりながら、
賑やかにお墓参りをしていました。

その後は、お墓のすぐ近くを長れる川辺で
バーベキューをしながら遊び
夜はいとこ同士で遅くまで話したり
トランプをしながら遊んでいました。

それが、ボクのお盆の思い出です。

お盆に限らずですが
日本の国では、ご先祖様のお墓やお仏壇に手を合わす
ということは、宗教上の理由がない限りは
子どもが小さな時からやっていたご家庭が多いと思います。

仏壇の前に正座をして
(お墓の前ではなかなか正座はしないと思いますが)
神妙な顔でろうそくに火をつけ
線香に火を移し
数珠を持って手を合わせて
ご先祖様に感謝の気持ちを伝える
という親の姿を、
子どもながらに見ていたことでしょう。

文字通り、親の背中を見て育つ
ということです。

親の意志と行為を継ぐのです。

法事やお墓まいりなどはなるべく子どもを一緒に
連れて行くことがいいと思います。
(皆さん、そうされているとは思いますが、改めて)

最初は意味が分からないかもしれませんが
成長すれば、
「ああ、この時お父さんは確かこうやって
線香の火を消していたな」
とか
「数珠って、こうやって持ってお参りするんだったな」
など
口では教えていなくても、
記憶として覚えているものです。

我が家も父母がお仏壇に毎朝手を合わせていたので
ボクが小さなころは、一緒に後ろで同じように
手を合わせていたことを思い出します。

そうやって、積み重ねてきたことは
忘れようにもなかなか忘れないですよね。

そうすると、1人でもできるようになります。
やがて、ご先祖様に、今の自分の命があることに感謝の念を伝えるということも。

口頭で説明することも、もちろん必要ですが
黙って、親のやることを何回も見せる
ということがあると、
理屈でだけではなく、心に染み渡るというか
魂が覚えてくれる、
みたいなことがあるのではないでしょうか。

こういうことが代々継がれていくということなのだな
そんなことをお盆の日に思った次第です。




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