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[129]お子さんのペース、感情に合わせる

今回のテーマは、

「お子さんの話し方や状態に合わせる」

です。

ここで、意識していただきたいことは
お子さんの話し方を意識して聞いていただく
ということです。

具体的には
あなたのお子さんが話す時のスピードや
声の高低や大小、リズム、口癖などといった話し方を
確認していただきたいのです。

確認していただくだけではありません。

お子さんと何かお話をする時には
お子さんの話し方に合わせてお話をしてみて欲しいのです。

普段の会話ではあまり意識することなく
お互いがお互いの持つ話し方で話していても
何ら問題はありません。

ただ、何か大事な話をする場合、
例えば、お子さんが何か学校で問題を抱えていそうな時
それを聞いてあげるような時などは
気をつけた方がよいでしょう。

その時は、お子さんの声のトーンや
大きさ、スピードなどをなるべく合わせて
お話をすると、お子さんがより話しやすくなります。

また話し方だけではなく
感情や呼吸なども合わせていきます。

お子さんが少し悲しそうな時には悲しそうに
怒っているようなら怒っているように
困ってそうなら困っているように
感情を合わせます。

また、呼吸もお子さんの肩や上半身の動きを
観察しながら、同じ動き・同じリズムを取るようにします。

この、話し方や感情、呼吸などを合わせていくことを
「ペーシング」といいます。

このペーシングをすることで
お子さんは親御さんに対して安心感を持つことができ、
より本音で話をしてくれることが期待できます。

思えば、子ども達がまだ小さかった頃
ボクは子ども達が話終わるのを待ちきれずに
話を遮って、子ども達に結論を急がせたことが
あったかもしれないなあと思い返します。

子ども達はきっとモヤモヤしていたんだろうな。

家事で忙しい時などは
つい、親のペースに子どもを引き込もうとしがちです。

子どもの話は、時に支離滅裂になったり、
脱線したり、黙り込んだり、
となかなか進んでくれない時が多々あります。

そんな時でも、子どものペースに合わせ
根気よくお話を聞いてあげることが肝要です。

今回ご紹介したペーシングと、
前回に紹介したバックトラッキングで
併用して使うとよいかと思います。

お子さんと、より強固な信頼関係(ラポール)を築くことができます。

じつはこのペーシング、夫婦間でも有効なのですよ。

ぜひ使ってみてください。




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子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

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