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【報告】就職できました!アラサー個人事業主が初の転職活動して思った3つのこと

どうも、映画「マイ・インターン」を観てロバートデニーロみたいな紳士になることを決めたアラサー男子のヒデヒロ(@filver366)です。これ見よがしに『ハンカチ持ってる男』アピールします。

さて、今年の2月ごろから転職活動を始めた私ですが、早1ヶ月が経過しました。

その結果、無事に転職に成功できました。人生初正社員です。

そこで今回、個人事業主が転職活動をして、そこで思ったこと、感じたことを改めて書きました。

アラサー自営業の男が転職活動を始めた理由とは?


まず、面接でも聞かれましたが、

「なぜ個人事業主で働いているのに、企業で働こうと思ったのか」

ということについて。

その理由は前回の記事(「アフィリエイターだけど転職活動を始めたよ!もう不安で仕方ないよ(涙」)にも書いたので、ここでは詳細は省きますが、


簡単に言えば、今現在行っているビジネスモデル(アフィリエイト)を個人でやることに限界を感じたからです。

他にも理由は色々とありますが、一番の大きな理由はこれですかね。


そして、転職を決意し、転職エージェントに登録をし、

そこで、面接のチェックポイントや書類通過のために書類を添削していただきました。おかげさまで書類も通過しました。

一次面接、最終面接とあり、結果的にあるWeb広告の会社から採用をもらいました。ホッとしました。

とはいえ”自分の反省点”も多かったので、自分もまだまだだなと実感しました……(後述します)

個人事業主が転職活動を終えて感じた3つのこと


今回、人生で初めての転職活動を1ヶ月ほど経験しましたが、そこで感じたことを3つにまとめてみました。

①面接は”ただのプレゼン大会”ではない


前述したように、僕は一度も就職をしたことがなく、しかも学生時代の就職活動をすっかりサボってしまったので、ほぼ初といっていい、人生初の就職活動となりました。

その上、大学時代に2年も留年し、第二新卒としても微妙な年齢だったので、実はかなり不安がある転職活動となりました。

ただ、文章には多少の自信があったので、履歴書書くことにはそこまで抵抗はありませんでしたが、

問題は面接です。

向こうは中途採用という認識(ある程度、社会人経験をしている人)で面接をしますが、僕は面接レベルで言えば、2くらいです。ポケモンでいえば、マサラタウンからスタートするレベルです。コラッタといい勝負です。(例えが古い)


ただ、面接レベルはゼロに近いですが、スタートアップウィークエンドでプレゼンした経験があるので、プレゼンレベルは悪くないと自負していました。


とりあえず片っ端から面接のやり方を調べて、自分なりに台本を作って、もう大丈夫だろうという所まで念入りに準備しました。


そして、いざ本番。

一次面接では、3人の若い面接官の方とお話ししました。起業プレゼンのごとく、自分の仕事への思いを、御社への思いをアツく語りました。

「へぇー若いのにすごいね」と、個人でビジネスを始めたこと、ある程度の実績を出したことを褒めてもらいました。

そこで、素直に嬉しくなり、緊張感も少し解けたので、さらに自分を猛烈にアピールしました。そこでもイイ感じのリアクションをいただきました。

「ヨッシャ!!受かった!!!」

と、まだ結果を発表されていないのに心の中でひとり呟きました。

一次面接の前半戦が終わるぐらいの頃、あるひとり面接官の方からこのような評価をいただきました。


面接官の方「いや〜、すごい実績ですね、若いのに」

僕「いえいえ、ありがとうございます(嬉)」

面接官の方「ホントすごいです。でも……」

僕「?」


面接官の方「あの…敬語の使い方がちょっと…」

僕「」


そう、僕は自分のスキルや実績をプレゼンすることに熱中し、一番の基礎である敬語を疎かにしていたことを突っ込まれたのです。アラサーにして、しかも「受かった!」とドヤっていて、これはめちゃくちゃ恥ずかしい。

漫画「宇宙兄弟」に出てくる主人公の南波六太が「俺の敵は大体俺です」という名言を残していましたが、まさにその通りでした。

そして絵に描いたように顔が真っ赤になり、後半戦から徐々にペースが崩れていきました。まるでマラソン大会でいきなり全力疾走して、後半ガス欠になるクラスに一人はいるお調子者のヤツみたいに。


そこで、学んだことは、「面接はただのプレゼン大会ではない」ということ。自分の想いを伝えられたらそれでOK!ではないのです。

面接の際に、「自分はこれができます!」と自己PRをすることに集中してしまいがちですが、結局は人と人とのコミュニケーション。

その相手や状況によって質問の内容も変わってくるし、同じような質問の内容であっても、その都度、対応しなければなりません。

台本通りにプレゼンすることも、アツく想いを語ることも重要ですが、もっと重要なのはその場にいる相手に合わせて、言葉を選びながら意見を発信するということ。

なので、今現在、転職中の方、これから転職をする、しようと思っている方に言いたいことは、面接では相手のリアクションを観察しながら自分の想いを、意見を発信してみてください、ということ。自分本位に突っ走らないということ。


ちなみに、結果的に一次面接は通ったので、実績やスキルで評価をいただいた分、敬語の使い方のマイナスを挽回できたのかな、と。

もし全然評価してもらえなかったら……と考えたらゾッとします。


②自分の働く価値観を改めて知る


今回、転職活動をして改めて思ったのは、自分は自分のことを全然理解できていなかった、ということ。

様々な思いから今回、転職活動を決意しましたが、

履歴書や面接の台本を書いていく中で、自分の仕事の価値観、ワーキング・アイデンティティなるものが全く理解できていなかったことを改めて思い知らされました。


・どういう価値観を大事にして仕事をしているのか

・なぜ、今の業界で働こうと思ったのか

・今後、どういう風に働いてみたいのか

・10年後、20年後、どういう働き方を理想としているのか


根本的な所であり、もっと深く理解しておく必要があったのに、日々の業務に追われ、考える時間がありませんでした。言い訳になりますが。

今思えば、僕は大学生時代に「お金」や「自由」という価値観を最優先に起業し、独立しましたが、いつしか「本当にこれでよかったのか」と考えるようになりました。

Webメディアを運営し、ある程度軌道に乗った頃、あまり働かなくてもお金が入るようになりました。

毎日アクセスやCVを追ったり、記事を書いていたのに、いつしかモチベーションがなくなり、全然作業しなくなりました。

「俺は一体何のために働いているんだろう」と思うようになりました。

そして作業をしなくなるとどうなるか……そう、売上(利益)も減ります。

売り上げが減ると、不安感や焦りが生まれ、ただただ目の前の業務に追われるようになりました。

ますます「俺は一体何のために働いているんだろう」と思うようになりました。真っ暗闇のトンネルの中でただただ走っている気分になりました。


そして転職をしようか、と悩んでいた時、自分の過去を振り返ってみました。

すると、

自分が「成長」したことを実感した瞬間、

何かを「達成」した瞬間、

誰かに「貢献」し感謝される瞬間、

そんな瞬間瞬間に、自分は働く喜びや充実感を味わうことを実感していることを思い出しました。

それに気付けた瞬間、出口から一筋の光が差しこんだように、目の前が少し明るくなったような、そんな気がしました。


そして、独立して分かったことは、僕にとって「お金」は、働く上で一番の価値観ではないこと。一番の価値観は「成長」と「達成」、そして「貢献」であること。

もちろん、お金自体はめちゃくちゃ重要です。今も昔も欲しい気持ちは変わりません。何なら飲み代を奢ってくれる人に媚を売りまくります。奢ってくれるなら「レンタルめちゃくちゃする人」になります。多分。

が、自分は「お金を稼ぐために働く」ことを一番に考えてしまうと、全然身体が動かなくなることを思い知りました。


そういう意味では、今回、改めてゆっくりと自分を見つめ直す時間ができたので、良い機会だったのかなと思っています。

実際、自分の働く価値観を知ることで方向性が明確になり、選択する迷いも減りました。

皆さんもちょっと空いた時間ににでも自分の仕事の価値観を見つめ直してみてください。新たな発見があるかもです。


③選択肢って本当にゼロかイチしかないの?


今回、転職をしてみて分かったのは、今目の前にある『やりたいこと』はその選択肢じゃないと出来ないことなのか、ということ。選択肢は本当に2つしかないのかということ。(皆さんも自分に当てはめて考えていただければ幸いです)

例えば、「ビジネスを始めたい、起業をしたい」と思ったとしましょう。

その時、


A ー 会社(学校)をやめて、起業をする

B ー 今はお金も時間もないから、起業(やりたいこと)を諦める


この二つの選択肢が真っ先に浮かぶと思いますが、でもここでもう少し考えて欲しいのです。

本当に選択肢は二つだけなのか、ということ。実は第3の選択肢『C』や第4の選択肢『D』があるのではないのか、ということ。


C ー 今の仕事をやりつつ、副業でビジネスを始める

D ー 今いる会社で人を集めて、新規事業(企画)をプレゼンする


もちろん、E、F、G…ともっと考えれば、選択肢はあるでしょう。

また、「歌手になりたい」と思ったとしましょう。

今の仕事をやめて、歌手活動に軸を置くのも良いですが、でも本当にその選択肢しかないのか、ということです。

今の仕事をしつつ、YoutubeやTikTokでフォロワーを集めて、ある程度収益化が見込めるようになれば、独立する。

それも一つの選択肢なのではないでしょうか。


要は何が言いたいかって、

「やりたいこと」を最優先するあまりに、「あまりやりたくないけど、生活の柱(安定した収入)になること」を完全にゼロにする必要はないということです。

特に今のご時世、いつ何がバズるか分からない時代となっています。100日ワニが良い例です。(ワニくん可愛かったな……涙)

逆に言えば、バズってもすぐに「時の人」になってしまう不安定すぎる時代です。(誰とは言いませんが)

そういう意味では、安定した収入を確保しつつ、やりたいことをコツコツ積み上げていくのも一つの戦術なのではないか、と。


実際、ある大学の研究で、お金がないストレスは自己コントロール力が低下したり、肥満になったり、IQが下がったりすると言われています。

つまり、自身のメンタルや健康面を考慮しても、安定した収入を確保すること自体は間違っていない選択と言えます。


今思えば、僕も大学を卒業した後、すぐにビジネスを始めましたが、その際に新卒で入社し、そこで副業をするという選択肢もありました。

でも当時は『根拠のない自信』が一人歩きしてしまい、キラキラした情報に流され、視野が狭くなっていました。5年前の自分にこのnoteを読ませてあげたいです。

とはいえ、時間は巻き戻せないので、これはこれで良い経験だったと今は解釈しています。


ちなみに、今回の採用をいただいた会社では新規事業の立ち上げや副業は許可をもらったので、ガンガンに「やりたいこと」もやっていこうと思っています(もちろん本業が最優先ですが)


あとがき


個人でビジネスを始め4年目を迎えた年、今回このような転職をする形になりました。

もしかしたら、今も諦めずにコツコツとやり続ければ、別の生き残れる方法があったのかもしれません。

もしかしたら、視野が狭くて大事なことを見落としていただけで、もっと別の選択肢があったのかもしれません。

でも、何より今の僕は、「お金の不安」と「明日の生活」を、優先させることにしました。


周りは「ざまぁみろww」とか「だから新卒で就職すれば良かったのに」とか言うかもしれません。

「アイツは都落ちしたwww」と陰で笑う人もいることでしょう。

でもそんなこと、今の自分にとってはどうでも良いのです。1ミリもダメージを受けるつもりはないので。(ウソです、ホントは2ミリくらい傷付きます)

それよりももっと『重要なこと』に気が付いたのでーー


昨今、様々な出来事、事件が立て続けにあり、不安な世の中となりました。

「転職したいけど、今は厳しい。どうしよ……」

「明日の家賃も払えない、どうしよ……」

「将来が不安すぎて眠れない、どうしよ……」

と、目の前が真っ暗で、不安でたまらなくて、動けなくなっている方がいるかもしれません。

分かります。めっちゃくちゃ分かります。

僕も昨年から広告収入が減少し、今年の1月ごろ大手クライアントとの契約が切れ、一気に収入がガクッと落ちました。

夜も眠れず、朝も起きれず、誰にも相談できず、ただただ金になるかどうか分からない”作業”を続けていました。

でもそれでも転職を決意し、こうやって別の道に進むことができたのは、結局、不安になりつつも、一歩ずつ行動したからだと思っています。

今の自分にとって本当に重要なこと、選択すべきことは何なのかを改めて理解した上で、取捨選択したからだと思っています。


僕の好きな言葉で、シェイクスピアの名言があります。

「備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやって来る」

今が本当に辛くて厳しい状況の方は、次のチャンスのための準備期間だと思い、今は爪を研ぎ、じっくりとスキルを磨いてみてはどうでしょうか。

周りの目を気にしたり、情報に流されたりすることもあるかもしれませんが、自分の今の価値観を大事にしてみてください。僕もコツコツと頑張ります。


また、これ以降は有料となりますが、「あとがき パート2」では、面接で実際に行ったマル秘テクニック(面接対策のポイント)&最終面接の失敗エピソードをまとめてみました。

敬語で大きくミスったとはいえ、結果的に採用に至ったので、このテクニック自体は間違ってなかったのかなと自負しております。

僕みたいな大学2年留年、職歴なし(個人事業主)、アラサー男でも転職に成功できたので。

就職、転職活動中の方、転職をしたい方、何かに挑戦したい方に読んでいただければ幸いです。

(このお金は私の日々のコーヒー代にさせていただきます。ごちそうさまです)

また、応援の意味でTwitter、Facebookなどでシェアしていただければ幸いです。ここまで長文読んでいただき、ありがとうございました!


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