5分でわかるアクセス解析の概要
WEBサイトやアプリを制作・運営している人にとって切っても切れないもの「アクセス解析(英語ではWeb Analytics)」。
この記事では
・アクセス解析ってそもそも何か
・まず何をすればいいのか
・アクセス解析ツールって何なのか
について解説していきます。
アクセス解析ってそもそも何か
Wikipediaを見てみると
アクセス解析(アクセスかいせき)は、ウェブサイトの運営者が閲覧者の環境・特性などを調査すること、またはその機能のことである。
となっていますが、重要な点が抜けています。
重要なこととは
ウェブサイト(及びアプリ)の運営者が、サイト(アプリ)利用者の環境や特性を調査し、調査した結果を活用しサイトやアプリのCV(コンバージョン)を増やすことです。
言い換えると
サイトやアプリのCVを増やせる余地がないかを探っていくこと
です。そのために利用者がどんな使い方をしているのか、どんな人達なのかを調べていくのです。
まず何をすればいいのか
アクセスの意味がわかったところで、まず何をすればいいのかですが
実は「アクセス解析ツールを選定する」ことでも「利用者の使い方を知る」ことでもありません。
まずやるべきことは
・そもそも自分のサイトやアプリのCVって何かを定義すること
と
・CVを細かく分解すること
です。
CVの定義ですが、大まかに以下のパターンに分けられます(それ以外もあります)
・お金を発生させること
→ECサイトでの売上
・お金につながる顧客を見つけること
→企業サイトでの申込数など
・知ってもらうこと
→ブログでのPV数や動画再生数など
自分のサイトがECであればシンプルに売上で良いかと思います。
それ以外の場合でも、何かしらの数値に比例して収益が獲得できる(もしくは自分の給料が上がる)と思いますので、なにか1つでもいいのでCVを定義してみてください。
続いては、その定義したCVを分解してみましょう。
分解の有名な例としては
売上
→購入回数×購入単価
→(ユーザー数×CVR)×購入単価
でしょうか。(CVRはサイト利用者が購入を行う確率のことです)
分解することで、
売上を上げるには
・ユーザー数を増やす
or
・CVRを上げる
or
・購入単価を上げる
のどれかを実施すればよい、と、より自分が行うべきアクションがわかりやすくなります。これが結構大事です。
別のページで分解するための方法論について解説します。
アクセス解析ツールって何なのか
最後にアクセス解析ツールって何かというと
自サイトのCVを上げる余地を探っていくためのデータを、わかりやすく集めるためのツールです。
そしてアクセス解析ツールが集めているデータは実は2種類しかありません。
ディメンション と メトリクス(指標) です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は概念はとても身近で、
●●別の□□数
という考え方をしたとき
●●別 = ディメンション
□□数 = メトリクス
となります。
例えば
日本の人口は1.2億人
という場合、
日本 = ディメンション
1.2億人 = メトリクス
です。
アクセス解析ツールではこの種類が非常に多いためになんだか複雑そうに思えてくるだけなのです。
最後にまとめ
・アクセス解析とはサイトやアプリのCVの増やす余地がないかを探ること
・CVを増やす余地を探るために必要なデータを集めるツールがアクセス解析ツール
・アクセス解析ツールが集めるデータは2種類(ディメンションとメトリクス)