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見えないフロンティアへようこそ

心で見なくちゃ,ものごとはよく見えない。肝心なことは,目に見えないんだ。[星の王子様(サン・テグジュペリ著)]

 地球から遠く離れた恒星を見ることが可能になった現代でも,わずか数cm下の地下を直接見ることはできません。なぜでしょうか。人間の目が感じる電磁波(可視光)は,狭い波長域に限られているので,その他の波長域の電磁波を感じることができないからです。有名なサンテグジュペリの星の王子様の一節に,「肝心なことは,目に見えないんだ」という台詞があります。この台詞のように,世界は見えるものばかりで成り立っているわけではありません。見えないものの方が圧倒的に多いということを認識する必要があります。

 それでは、どうすれば見えないものを見ることができるでしょうか。医療の分野ではレントゲン写真のように体の内部を見ることができますし、最近では超音波エコーのようにお母さんのお腹の中の胎児の様子まで見ることができます。これは可視光以外の、X線や超音波を使っているからです。このように人間の目に替わるセンサーを使うことで、目に見えないものを間接的ではありますが見えるように(可視化)することができます。このnoteブログでは、このような目に見えないものを可視化する技術"物理探査"を広く知ってもらう目的で作りました。このサイトを通じて物理探査の一端でも理解して頂ければ幸いです。


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