朝からセミの大合唱
少し前からセミが鳴き始めたと思ったら、いつの間にかセミの大合唱です。毎朝、自宅の駐車場に向かうのは割と早い時間帯ですが、すでにセミがうるさいほど鳴いています。ワシャワシャという鳴き声からすると、クマゼミのようです。この鳴き声を聞いただけで、「今日も暑そうだなぁ」と思ってしまいます。
セミは幼虫の期間、5年ほど地中で過ごします。その後、一斉に羽化して鳴き始めます。鳴くのはオスだけで、鳴くことで繁殖の相手となるメスを引き付けるわけです。羽化したセミの寿命は1週間程度ですから、セミのオスはそれこそ命懸けです。
セミの鳴き声が大音響になるのは、セミの体の内部に音を共鳴する器官があることと、複数のセミが同調(シンクロ)して鳴くためです。位相を合わせたタイミングで鳴くと、音波(鳴き声)が共鳴して、音の振幅が強められます。
日本で一般的なセミは、クマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなどです。ニイニイ・ミンミン・ツクツクというのは、セミの鳴き声に由来します。
小学生の頃は、夏休みの自由研究の昆虫採集のために、セミ・トンボ・カブトムシ・クワガタ・チョウなどを採っていました。実家は大分の田舎ですから、セミ・トンボ・チョウなどはたくさんいましたし、少し頑張ればカブトムシやクワガタも取れました。
福岡市内でもセミならたくさんいますが、カブトムシやクワガタが取れる場所は限定されます。30年以上前ですが、九大が伊都キャンパスに移転する前、移転予定地周辺の地下水探査をしていました。この時には、現在のキャンパス内の雑木林で、立派なノコギリクワガタを採ったことがありました。