ありがとう オリゴ糖
何かの動画を見ていたら、「ありがとう オリゴ糖」というダジャレがあって、思わず吹き出してしまいました。調べてみたら、お笑い芸人・ジョイマンさんのネタでした。その他には、「ジンベイザメ 湯冷め」や「普段着 エリンギ」などがありました。中々の言語センスです。
オリゴ糖(oligosaccharide)は、果糖やブドウ糖などの単糖がグリコシド結合によって数個結合した糖類のオリゴマー(oligomer)で、分子量としては300 - 3000程度です。何日か前に、モノマー(単量体)とポリマー(重合体)のことを記事に書きました。ポリマーは数100個以上のモノマーが結合した状態のことをいいます。オリゴマーは、その中間くらいの100程度までの結合数を持つ状態のことを指します。
オリゴはギリシア語のオリゴス(oligos)が語源で、”少ない”を意味します。オリゴマーは一般に、比較的少数のモノマーが結合した重合体のことで、モノマーの数に応じて、ダイマー(dimer:二量体)、トライマー(trimer:三量体)、テトラマー(tetramer:四量体)などがあります。
天然の動植物中にもともと含まれているオリゴ糖は、ほとんどがスクロース、ラクトース、トレハロース、マルトースなどの二糖類であり、三糖類より多くの糖が結合しているものの量は少なく、天然の三糖類ではラフィノース、パノース、マルトトリオース、メレジトース、ゲンチアノース、四糖類ではスタキオースなどが知られています。
オリゴ糖は様々な研究により、ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やす効果があることが確認されています。そう言えば、昔食べていたヨーグルトにはオリゴ糖らしき砂糖が付属していました。このようなことは、オリゴ糖のことをググって初めて知りました。それまでは”オリゴ糖”という固有の物質があると思っていました。
今回の記事の下調べで、オリゴ糖のことがよく理解できました。ありがとう、オリゴ糖。
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