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NHKから電話があった話(2) 活断層編

昨日、NHKの記者と名乗る方から電話がありました。電話の内容は、活断層について教えて欲しいとのことでした。活断層とは、その名前の通り”活発に活動している断層”のことで、同じ場所で比較的短い周期で繰り返し地震が起きる断層のことを指します。国土地理院のWEBサイトでは以下のように説明されています。

『私たちが住んでいる街の地面を掘り下げていくと最後は固い岩の層にぶつかりますが、この岩の中にはたくさんの割れ目があります。通常、この割れ目はお互いしっかりかみ合っていますが、ここに「大きな力」が加えられると、割れ目が再び壊れてずれます。この壊れてずれる現象を「断層」活動といい、そのずれた衝撃が震動として地面に伝わったものが地震です。また地下深部で地震を発生させた断層を「震源断層」、地震時に断層のずれが地表まで到達して地表にずれが生じたものを「地表地震断層」と呼んでいます)。そして「断層」のうち、特に数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のことを「活断層」と呼んでいます(第四紀(260万年前以後)中に活動した証拠のある断層すべてを「活断層」と呼ぶこともあります)。現在、日本では2千以上もの「活断層」が見つかっていますが、地下に隠れていて地表に現れていない「活断層」もたくさんあります。』

NHKの記者さんは、活断層に関することを調べていたようで、とくに活断層の探査に興味があったようでした。たまたま当研究室のWEBサイトに活断層の探査に関する説明が載っていたので、私に電話をかけたみたいでした。当研究室のWEBサイトの活断層探査の記述は一般的なお話で、”物理探査を使えば活断層も調査できますよ!”というものです。残念ながら、当研究室では活断層調査を本格的に実施したことはありません。記者さんは、具体的な話を期待してコンタクトして来たみたいでしたが、お力にはなれませんでした。

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