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節操ないお金儲けと陰謀論者化したゲーマー
先日スクウェア・エニックスから過激化するカスタマーハラスメントに対する対応方針がアナウンスされました。
スクエニがこのようなアナウンスをした経緯として、以前から炎上系のネタを扱う掲示板、動画、SNSなどでスクエニの作品が高頻度で槍玉に挙げられていたからだと思います。
コンテンツの知名度に伴い、作品に携わった作り手の名も同時に有名になります。その結果、ゲーム評論の領域を超え、組織や作り手個人への攻撃が目立つようになりました。
ではなぜそのような状況になってしまったのか、そしていち消費者に過ぎない私たちに何か出来ることがないか、この機に考え言語化していこうと思います。
なぜスクエニは炎上ネタの槍玉に挙げられるのか
XやYouTubeのコメント欄など多く方が無料で利用できるとどうなるか、辛辣な表現で恐縮ですが、ネット外のコミュニティの中ではまず出会うことのできない、最低限のリテラシーやモラルを持ち合わせていない人も多く利用しているということになります。
その結果、最低民度の人を対象としてYouTuber、インフルエンサー業といった節操のないお金儲けをする人も同時に現れるわけですね。
そして彼らが扱う注目度の高いネタが以下のもだと感じております。
・ユーザーの期待を下回った作品への過度なバッシング
・ポリコレに配慮した表現への過度なバッシング
・売上が伸び悩んだ作品への過度な煽り
・有名作品に携わったDやPの発言の揚げ足取り
上記のネタと有名ゲームーメーカーを掛け合わせPV数を稼いでいるわけです、世も末とはまさにこのことでしょうよ…。とはいえ上記のネタとスクエニ作品が関連してしまっている部分も確かにあるのかも?
視野が狭かったり、理論を組み立てられなかったり、自身に都合よく物事を解釈する知識が希薄な視聴者が、炎上系YouTuber、インフルエンサーに感化され、身勝手な正義感からコメント欄やSNSで節度をわきまえない言動をしてしまっているのが現在(いま)で、一部のゲーマーが陰謀論者的になっていると私は分析しております。
実際はそんな人たちがゲームを購入したり遊んでいるかは謎ですが…。
果たしてスクエニは一方的な被害者なのか
私の人生はゲームによって豊かにしていただいており、基本的にはゲーム側に寄り添った意見が多いです。しかし、こういったネタを扱う以上は中立な目線に立ち返り、あえて言います。
近年のスクエニ作品をいくつもクリアまでプレイし、期待を下回ったり、一部の使用に、それが本当に最適なのかと疑問を抱く瞬間もありました。今回は具体例を挙げませんが。要は火のない所に煙は立たないということ。
この感覚は私だけでなく、多くのユーザーが感じていること。その根拠として、取締役でFF14、16のプロデューサーの吉田さんの元へも厳しい意見は届いているようで、「近年のスクエニ作品が期待に応えられていない」旨の言及をされております。(下の動画の4時間9分頃から)
だからと言って、コンテンツの評価を超え、個人や組織への攻撃的な発言を正当化する理由にはなりません。たかが一娯楽が思い通りに楽しめなかったからって、過度に被害者意識を持つこと自体、稚拙ではないでしょうか?
応援する側の私たちにできることは何か
正義感を盾にしたとしても、ネット上で強い言葉を用いてコンテンツやクリエイターを叩く行為は、自己顕示欲を満たすだけです。最低限のリスペクトもないのに、他者に一方的に自身の意見を聞いてもらおうだなんて横暴です。ましてやガス抜きであれば悪質性が高い。
ゲーム叩きを拠り所にしている、そんな方たちの身勝手な言動で、真っ当に働いているクリエイターがゲーム業界を去る、その結果、ゲームの発売が遅れたり、最悪の場合、出ないことがあれば、遊び手である私としても損失です。今スグにネット上でのゲーム叩き活動をやめていただきたいのが本心。
スクエニ作品を想ったうえで、物申したいことがあれば、スクエニメンバーズに加入しましょう。プレイ後のアンケートを積極的に募っております。読む側は心ある人間なので、モラルの欠けた表現は控え私も利用したいと思います。
カスハラへの対応方針ページの冒頭部分に、お客様からの貴重なご意見を大事にしている旨を表記しておりますし、実際に吉田Pの元へも届いておりますから信用してもよいと思いますよ。
またネット上で見かけたカスハラについて、ミュートを推奨します。ブロックや反論は逆効果、自分の意見が注目されたとつけあがるだけですから。見る人がいなくなれば、炎上ネタで節操なくお金稼ぎする人や、それに感化される人の意見も減少する可能性がありますから。