「別府ひでき」の分かりやすい都城市行政紹介

公立小学校で34年間勤務し、市議会議員へ。市議会では学校教育、子どもの問題等がしばしば取り上げられるのに、それらの問題をきちんと理解し、解決の方策をもつ議員はいませんでした。現在は、市の情報を小学校の先生ならではの解説で分かりやすく発信し、教育問題等に正面から取り組んでいます。

「別府ひでき」の分かりやすい都城市行政紹介

公立小学校で34年間勤務し、市議会議員へ。市議会では学校教育、子どもの問題等がしばしば取り上げられるのに、それらの問題をきちんと理解し、解決の方策をもつ議員はいませんでした。現在は、市の情報を小学校の先生ならではの解説で分かりやすく発信し、教育問題等に正面から取り組んでいます。

最近の記事

粘り強く考え続ける子ども達

 曽於市教育委員会で見せていただいた授業のビデオは、中学1年生の10月の数学の授業でした。問題として出されたのは「ランドルト環」です。  先生(私)は、視力検査で0.1の大きなランドルト環でも、視力が測れませんでした。0.05の人の視力を測るランドルト環を作るにはどうすればいい?  視力によって輪の大きさ、太さ、あいているところの幅などが違うという気づきが、声やつぶやきとして出されました。 分かったらコンバスを使って描いてみて。 ここまで約4分ほど。  あとは、4人のグル

    • よく分かる授業はよい授業か?

      よく分かる授業  私の在職中でも、考えない子どもがだんだん増えてきたように感じていました。テスト問題でも分からないところは空白のままの子ども達が増えていました。もちろん分からないというのが理由ではありますが、実は、文章を読んだり、考えたりするのが面倒だったとのことでした。  人は考えるときは、「おでこ」のすぐ後ろあたりにある前頭葉を使います。今までしたことがない、考えたことがないことを解決しなければならないときは、この前頭葉をフル稼働させることになるのですが、これが結構疲れ

      • 小学校の苦悩

         皆さんは、小学校についてはどのような印象をもっているでしょうか。まあ、おそらく自分がずっと以前学んだ頃のふんわりしたイメージだったり、参観日に行ったときのお子さんの様子が残っているのではないでしょうか。  でも、最近の小学校は、以前とは随分変わってしまっているようです。 テストの成績  学習がひと区切りつくごとに行う単元末テスト、標準学力検査NRT・標準学力検査CRT、全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)など、年間にはかなり多くのテストが行われます。  学習がひと区

        • 中西紀二氏の講演会 in宮崎市

           自身が中学校3年生の時に不登校を経験された中西氏の講演会が宮崎市で行われましたので、今回はZoomで参加しました。  2人のお子さんは発達障がい(自閉症スペクトラム)の診断を受け、2人とも不登校を経験されたそうです。環境を変えるために山梨県南アルプス市に移住したそうですが、結局、自分で不登校の子ども達のための施設を作ろうと思い立ち、体験型フリースクールを開校されました。  「みんなのおうち」の中で活動している、生き生きとした子ども達の様子からは、本来の子どもの姿が伝わっ

          みやざきシニアパスをもらいました。

           もうご存じの方も多いかと思います。65歳以上の人なら県内を走る路線バスで県外にまたがらなければ、どこからどこでも1乗車200円というシニアパスが、昨年10月1日より来年3月31日までの期限付で始まりました。  物価高騰に対する高齢者の負担軽減を目的として、県内4社のバス事業者が県の協力を得て始めたようです。  私は、都城市に住んでいますので、西都城バスセンターまで行って手続きをしました。 ① 記入した申請書 ② 本人確認の免許証等 ③ 500円の預り金(カード解約時には返

          みやざきシニアパスをもらいました。

          タマチャンショップ講演会

           私は西ロータリークラブに所属しているのですが、年に数回、職場訪問といって、経営者のお店や工場などで講演を聴く会が催されます。先日は平江店の2階でタマチャンショップ社長の講演がありました。  タマチャンショップと言えば、この親しみやすいロゴですね。  創立が1993年で、もとは椎茸の栽培からスタートしたそうですが、2003年にタマチャンショップをオープンしたそうです。  現在の社長は、写真の3代目 田中耕太郎さんです。まだ、随分若い感じの社長さんでした。リアル店舗が9つ(都

          わけもんの主張

           都城市と三股町の選挙管理委員会が主催する「第18回 わけもんの主張都城北諸県大会」に行ってきました。若者が選挙や政治に関して、日ごろ考えていることを意見発表する大会です。  発表者は8名でした。1名は都合により欠席だったようです。   原稿は暗記不要とのことでしたが、このようにステージに立ち、一人で発表するので、とても緊張したのではと思いましたが、皆さんじつに堂々としていました。 島本さん~自分の学校でスマホを使ってアンケートを取り300人から回答を得たそうです。(さ

          タウンマネージャー報告会

           タウンマネージャーという職業をご存じでしょうか。  まちづくりの専門家として、商店街振興・イベント開催など、まちづくりの計画を立てたり、事業を計画、実施し、そのための調整なども行う仕事をされている方なんです。「まちの活性化請負人」と言ったところでしょうか。  都城市では、中心市街地の空洞化で、増加し始めたシャッター通りをなんとかしようと考えたのだと思いますが、平成27年にタウンマネージャーとして二宮啓市氏を初めて採用しました。  二宮氏は、採用される前、ゼネコンで市街地開

          韓国と日本の高校生の交流会

           鹿児島県と宮崎県のロータリークラブと韓国釜山にあるロータリークラブがインターアクト生の参加者を募り、都城市の中山荘で交流会を行いました。  インターアクト生は、日本では高校の福祉・ボランティア系のクラブ活動、サークルに所属している子ども達が多いようですが、国際ロータリーとしては、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブとなっています。ともかく、そういった心優しい子ども達の集まりであり、海外の人たちとも積極的に交流する国際的視野を持った子ども達と言った

          炊き出し訓練

           近くの吉尾町で炊き出し訓練を行うという話を聞き、どのように行うのか見に行ってきました。  大きな災害が起きたときは、自分で自分を守るための「自助」、公的機関が救助活動、支援物資の提供などを行う「公助」、そして地域の方々や周りの人たちで助け合う「共助」などの3つの連携を図ることが、被害を小さくし、早期の復旧・復興につながるようです。 「共助」には、 ・救助、応急救護、搬送 ・出火防止、初期消火 ・情報収集と伝達 ・避難誘導、避難所支援 ・炊き出し、給水 ・要配慮者支援 など

          宮崎市の不登校支援について伺いました。

           都城市でも不登校、不登校傾向の子どもは増加傾向にあり300人を超えている状況です。しかし、不登校の子どもを受け入れている施設は、八幡町にある適応指導教室(スプリング教室)と2つの市立図書館内にあるひと部屋の計3箇所だけです。そこで学んでいる子ども達は30数名と言ったところでしょうか。  フリースクールは1施設だけです。通信制高校をメインにしており、通っている小中学生はほんの少しです。  そのような中、宮崎市には不登校の子どもが通える教室がたくさんあると聞き、また、フリース

          宮崎市の不登校支援について伺いました。

          議員にも、ようやくタブレット

          DX(デジタルトランスフォーメーション)の波がいろいろなところに押し寄せています。都城市議会にも長年の懸案であった議員へのタブレットの配付が9月議会前にありました。 使い方の講習会はこれまで何度も小分けにして行われていました。この日も、一番使うことになるソフトの研修会でした。 操作そのものは、なんとかなりそうな感じなのですが、今までたくさんの紙で配られていた資料がひとつの画面だけでしか見ることができないとなると不便そうです。また、画面の資料にも書き込みはできるのですが、つ

          議員も勉強!

           政治の世界も行政の世界も難しい言葉や難しい内容があふれています。議員だからといって何でも知っているわけではなく、ある分野については全くの素人と言うこともたくさんあります。だからといって、「知らない」「分からん。」「難しい。」では、市民の負託に応えることはできません。そのためには学ぶしかありません。  時には執行部が開催する研修会もあるのですが、多くの場合、自分で調査し、勉強し知識を積み上げ、議員としての力をつけていく努力をすることがほとんどです。そんな中、今回は2日間行わ

          公営温泉施設のうち2つの温泉施設の民間譲渡先がほぼ決まったようです。(都城市)

           都城市にある5つの公営温泉施設は、開設してから20年が経過し、老朽化とともに利用者も年々減少していましたが、コロナ禍がさらに追い打ちをかけて経営が悪化し存続の危機に陥っていました。  そこで、都城市は5つの公営施設のうち、3つの施設については民間譲渡することにして、公募していましたが、このほど2つの施設が仮契約まで進みました。民間譲渡することになっていたのは、下の写真のうちの次の3つです。 ① 青井岳荘 ② やまだ温泉 ③ ラスパたかざき  譲渡先が決まったのは、次の2

          公営温泉施設のうち2つの温泉施設の民間譲渡先がほぼ決まったようです。(都城市)

          マイナンバーカードで「健康保険証利用申込」「振込口座登録」すると15000円分の電子マネーポイントを獲得

           マイナンバーカードの普及のために「都城方式」と呼ばれる様々な取組を行っている都城市ですが、下の表の通り、全国の市区ではトップを独走しています。  さらなる市民サービスの向上のために、都城市は国の施策であるマイナポイント第2弾を積極的に進めているようです。  私はマイナンバーカードは持っていますので、健康保険証利用申込と公金を受け取るときの口座登録の2つの申請をすることで15,000円分が電子マネーに付与されます。結構大きな金額ですね。  スマホでマイナンバーカードを読み

          マイナンバーカードで「健康保険証利用申込」「振込口座登録」すると15000円分の電子マネーポイントを獲得

          「夢みる小学校」の自主上映会に行きました。

           宮崎市のメディキット県民文化センターイベントホールで8月5日(金)に開催された自主上映会に行きました。午前の部、午後の部、夜の部の3回上映でしたが、私は14時開始の午後の部にいきました。完全予約制でしたが、結構たくさんの人が見に来られていました。子ども達の参加者も多く、一緒に楽しんでいました。  この映画は、国内に5つある私立「子どもの村学園」という小中併設の学校のドキュメンタリー映画でした。主に山梨県南アルプス市にある「南アルプス子どもの村小・中学校」での出来事が中心で

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