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あなたのブランドをとことん大きくしたい? それにはこれが必要です


なぜアメリカのD2Cブランドは
どデカくスケールするのか?

それには3つ大きな理由があると
考えています。

1つ目は、
「スタートの時点で世界をターゲット
にしている」
前回の記事はこちら

今日は2つ目の理由

「インベスター(投資家)がいる」

について書きます。

アメリカのD2Cブランドには投資家がいます。

一方、日本初のD2Cブランドが大きくならないのは、
「インベスターが少ない」。


なので、アメリカに比べるとブランドには
とても投資が集まりずらい。

これはファッションブランドに限ったことではなく、
APPやwebサービスにも言えることです。

日本でやっているものは、基本アメリカの
モデルを真似てやっているものが多いです。

「タイムマシン経営」の終焉

アメリカで流行ったビジネスモデルを
日本で始める。

アメリカで流行ったものは日本でも
数年後に流行る。

「タイムマシン経営」といわれていて、
昔はみんなこれで日本向けにしたら
ビジネスが大きくなりました。

Walmart→ダイエー
GAP → ユニクロ
ebay→ヤフオク
amazon→楽天

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これは時代が良かったのもあり、日本に
人口がいたからここまで大きくなりました。

しかし、今はタイムマシン経営をやっても
そこまでスケールしづらい。

なんなら、タイムマシンする前に海外から
タイムリーにネットサービスがやってきます。

多くのSNSやuber、ubereats、shopifyなどのサービスは日本が
パクる前にそのまま日本語化されて使えてしまいます。

日本の場合、減り続ける人口がネックになり
タイムマシンの勢いが落ちてしまいました。

タイムマシン経営だけやっていれば
いい時代も終わりました。

その後、アメリカに持って行っても
元祖がいるから光らない。

日本企業の拡大が日本止まりに
なるケースの多くはここにあると思います。

巨大な中国市場では?

ちなみに、中国は違います。

アメリカだけでなく、日本からもしっかりパクって
「タイムマシン経営」で、会社をスケールさせます。

その背景にあるのはもちろん
巨大なマーケット。

何十年後には超少子高齢化が
やって来るかもしれませんが、
人口約14億人のマーケットは圧倒的です。

ちなみに14億人とは、世界の英語人口が15億人
なので、一国でもかなりインパクトのある数字です。

この20年で、経済的にどんどんと中国が力を
持っているのは誰が見ても明らかです。

昨年、中国雑貨チェーン「名創優品(メイソウ)」が
米国で上場しました。

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コロナの影響もありで業績は不振でしたが、
中国企業の勢いは健在です。

※メイソウはユニクロと無印良品をパクっている
ということで話題になりました。

「アメリカ VS 中国」

世界経済の覇権争いをこの二国で競い
合っているようにに見えます。

中国の勢いもすごいです。しかし、それ以上に
アメリカがやはり強いです。

個人的には、この3つがある限りアメリカが
中国に負けることはないと思います。

・世界の基軸通貨がドル
・英語圏の大きさ
・人口が右肩上がり

上記の3つに関しては、詳しくはまた今後書きますね。

ファッションブランドは、英語圏や中国のような大きな
人口のマーケットに出ないとそもそもスケールしない。

という前提が生まれます。

考えてみてください。

例えばあなたが投資家だとして、
お客さんの人口が、

1億人 VS15億人

に向けてのビジネス。

どちらに投資したらリターンがありそうですか。

「は、ホンマさん、バカにしているんですか?」

いえいえ、怒らないでください。

当たり前の話なのですが、投資する立場なら
一目瞭然です。

だから日本向けのビジネスで投資する
日本の会社自体もとても少ないのです・・。

なぜ、わざわざファッションブランドへ投資するのか?

では、かたやアメリカのブランドビジネス
における投資はどうなっているかというと。

二年前の記事からですが、

ベンチャーキャピタルの年間投資額

日本 2000億円弱
アメリカ 9兆円以上
中国   3兆円以上

とあります。

仮に今もこの数字通りだとすると、日本とアメリカでは
50倍くらいの市場の違い
があります。

ここまで違うと、そもそもの
「ビジネスとは?」
という定義が違うことに気が付きます。

私利私欲のためにビジネスをスタートしても
投資家やベンチャーキャピタル(VC)から投資はあつまりません。

ただのお金儲けだけなら、ビジネスに
投資するよりも株やコモディティに投資する方が
はるかに固いし簡単だと思います。

この件を実際にNYで活躍するVC関係者の方に
聞きました。

「なぜ、わざわざファッションブランドへ投資するのか?」

次のように答えてくれました。

「株やコモディティがオープンで比較的誰でも投資できるのに
対してブランドは少数株主しかリーチできないので競合が少ない」

彼らはここをメリットとして考えています。

では、NYのVCはなぜ、サスティナブルな
ファッションブランドに好んで投資するのでしょうか。

「鉄鉱石、石炭や石油と並びファッションは環境に害が
ある産業だと思われてるので投資家はブランド資産が
そこに対応してない場合、下手すると数年で資産価値が
ゼロになるという危機感があります」

う〜ん、なるほど。

ファッションブランドをやっている立場で、石炭や石油と同じくらい環境に害があると見られていることにはショックでした・・。

ただ事実、地球の環境に負担をかけてビジネスを行っています。

だから投資を受けるためには最低でもサスティナブルで
SDGsに取り組んでいるブランドでないと
価値を感じてもらえないわけです。

そのビジネスは世の中の役に立って、
かつ地球にとって良いものか。

アメリカの場合、ファンを集め、
投資家を集めるために、

まず、ここありきでD2Cブランドは
スタートしています。

イケてるD2Cブランドの共通点

今回、NYの街をリサーチしまくって
わかったことがあります。

いま投資家から投資を集めて、世界に向け
ビジネスをやっているファッションブランドには
この5つの要素が必ずあります。

1,社会貢献している
2,地球に優しい
3,企業に透明性がある
4,商品の情報化
5,感情を動かすビジュアル

ざっくりと各項目を説明していきます。

1,社会貢献している
イケてるD2Cブランドは
売上の一部を寄付するのはもちろん、

社会的に弱いものへのサポートを必ず
ブランドメッセージに含んでいます。

むしろそれ無しではブランドを
スタートする意味がないという認識です。

2,地球に優しい
CO2の排出量の抑制や水の使用量の制限、
リサイクル素材や再生繊維の使用。

肥料や排水にも気を使い、
地球にダメージを与えないものづくり。

3,企業に透明性がある
多くのイケてるD2Cブランドは上場している
わけでもないのに、社内のPL、BSをHPで公開します。

働いているスタッフの声も公開し、
企業の透明性を出しています。

4,商品の情報化
商品はあくまでお客さんが求める結果を
解決するもの。

この前提があって、商品はブランドメッセージを
伝えるための手段になります。

5,感情を動かすヴィジュアル
やはりブランドは、ヴィジュアルが弱いと
新規のフックができません。

インスタの運用はマストで、ブランドメッセージを
ヴィジュアルにしてしっかりとファンの心を掴みます。


この5つが、スケールするD2Cブランド
を作る上でのキモになります。

詳しくはまた別のタイミングで
お伝えします。

そして、
なぜアメリカのD2Cブランドは
どデカくスケールするのか?

その3つ目は、また次回に続きますね。


今回も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。


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