「好き」を潰す謎の制約ってあるでしょう?
私は、所謂ライヴハウスで行われるバンド演奏があまり好きではありません。
一番の理由は
・音が大きすぎて耳が痛くなる
(大きすぎると演奏の細部が聞き取りにくい)
その他には
(フェス系でも良くある)
・人同士がぶつかるのが嫌
・人の汗が自分につくのが嫌
・大騒ぎ、暴れるの嫌い
(自分がやる時の問題)
・落ち着いて座って弾きたい。演奏の精度も上がるし。
(単純に)
・立ちっぱなし疲れる
・純粋に音楽を聴く、という環境ではないと感じる
どちらかというと、クラシックコンサートのようにしっかりした椅子に座って適度な音量でゆったりと聞く(寝る)のが好き。
※クラシックはだいたい気持ち良く寝てしまいますが・・・
けれども、ギターで弾きたくなる音楽は
Rock~HardRock~Metalが多かった為、当然バンドをやることになり、となるとそのうち
ライヴをするぞ!
となります。
自分の好きなジャンルとその扱われ方に、常に矛盾を感じていました。
ここでさらに、謎の行動が加わります。
今思うと凄く浅はかに感じるのですが、
約20年前、今とはかなりメディアの環境が異なることもあり、自分が心奪われる音楽が
簡単に目につくところにないもの
ということが多かったのです。(と感じていた)
コレを凄く気にして、自分が音楽をやる、という時に
心奪われる音楽
ではなくて
今簡単に目につくところにある音楽
をやらないとどーにもならない、
やってても意味がない、
と思うようになりました。
加えて、嫌いなライヴも
しないといけない・・・
これまた
「どうせダメだから○○しないと・・・」
と拗ねていたのです。
というワケで、
根本的に音楽の趣向が異なる人達とバンドを組んで
根本的に異なるコンセプトの音楽を作り、活動をする
といったことを繰り返します。
ギターを始めて4年目くらいに、こんな行為をするようになって一時期は一日に7時間くらい練習していたギターを、バンド練習の時以外あまり触らなくなりました・・・
当然そのあと色々と迷走して嫌になったりするのですが、、、
部分部分では、楽しいところもあったけれど、それこそ聞きに来る人に対して
何でこんな音楽聞くんだろう・・・
とか思ったり、そんな状態で良いモノが出来るワケがないw
今となっては、アホくさ、という思い出ですが、何で思い出したかというと、、、
先日、子供とYoutubeでキングクリムゾンのライヴを見ている時にギターのロバート・フリップ氏が
座って弾いている・・・
って気が付いたのです。
いや、彼が座って弾くというのは昔から良く知っていることだったのですが、
※wiki引用
ロックのギタリストとしては珍しく、常に椅子に腰掛けてプレイすることでも知られる。
そういう人を見て知っていたのに
何故自分はやらなかったのか?(知っていても気付いていない)
そもそも、知ってるか以前に
何故好きでもないやり方を謎の制約として、自分に課しまくっていたのか?
自信がなかった、というのもあるけれど
好きな事ばかりしていてはうまくいかない
という教育的な縛りグセをおかしな方向に広げていたのと、周りの環境(近くに実例が存在しない)といったことだけで、判断していたのかと思われます。
当事者からすると
「ええー・・・でも怖くて・・・」
って思いますが、純粋に自分を第三者目線で見てみると
(自分の趣味趣向で)
やれよ!
と言いたくなりますww
程度こそあれ、こういう制約を課してきた人って、結構いるんじゃないでしょうか。
私が音楽そのものを、好きなのか嫌いなのかわからなくなったことがあったように、だいたいの場合、この制約によって、自分の好きなもの、好奇心が潰されます。
そして、そのうち
とりあえず就職しよ、
ってなったりしますww
今も昔も基本は変わらないけれど、これからはよりこの謎の制約を取っ払って行動することが鍵となってきます。
その勇気に繋がるきっかけを自分自身、そしてその周りにも発信していきます。
・・・歳のせいか最近はそれ程大音量が気にならなくなった、、、ような気がするんですけれど。
(余談)
先日、息子を西武園ゆうえんちへ連れて行ったら、オクトパスというアトラクションが気に入って、何度も乗らされる羽目に。
んで、何故かアトラクション稼働中のBGMがエマーソン・レイク・アンド・パーマーの
「Nut Rocker(くるみ割り人形)」!
えっ、何でこんなところでコレ聴けるの?
とびっくりしたのですが、何度も乗ったのもあって息子が
「たこ(オクトパス)の曲聞きたい~」
と言うので、Youtubeでエマーソン・レイク・アンド・パーマーのライヴ動画を再生していたら、次のオススメでキング・クリムゾンの動画が勝手に再生され始めた、というワケでした。
決して息子にプログレッシブロック教育を仕込んでいるワケではありませんww
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