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DX人材を考えるうえで最も重要なこと
はじめに
皆さんは、「DX白書」というドキュメントをご存じでしょうか?
IPAは2009年から「IT人材白書」、2017年から「AI白書」を発行し、IT人材や新技術の動向について情報を発信してきました。2021年には、デジタルトランスフォーメーションの進展を背景に、両白書から人材と技術の要素を継承しつつ、戦略の視点を加えた新たな白書「DX白書2021」を発刊しました。このたび、「DX白書2021」の続刊として、日米企業アンケート調査結果の経年変化や最新動向、国内DX事例の分析に基づくDXの取組状況の概観、DX推進への課題や求められる取組の方向性などについて解説する「DX白書2023」を公開しました。
https://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/dx-2023.html
このサイトでは、IPA・経済産業省が発行した「デジタルスキル標準」を読みながら「データサイエンティスト」の定義を解説してきましたが
今回は「DX白書」を読みながら、DX人材・デジタル人材について考えていきます。
DX人材を考えるうえで最も重要な取組み
DX白書では「DXを推進する人材」を以下のように定義しています。
「DXを推進する人材」を以下のDXの定義に沿った活動を推進する人材とした。DXを、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義する。
そして、そのような人材に関する取組として最も重要なのは「人材像の設定・周知」と書かれています。
DXを推進するためには、全社員がデジタルリテラシーを身につけるとともに、DXを推進するために自社にどのような役割や専門性を持つ人材が必要となるか、具体的な人材像を設定し、それを社内に周知し、組織として目指す方向性についての共通理解が醸成されることが必要となる。
つまり、DXを推進する人材とはどういう人なのかを具体的に想定する必要があるということです。そして、「デジタルスキル標準」などのガイドラインは、そのような人材像を具体的に設定するためのツールだということができます。
それ以外に必要な取組みとは
とはいえ、これだけでは足りず、他に4つの取組みが書かれています。
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