製造業のDXとは「産業用メタバース上でQCサークルのカイゼン活動」?
はじめに
「工場DX」「スマート工場」などと呼ばれる取組みは23年度も引き続き力を入れて行われるようです。
この中で、目を引くフレーズがありました。
CPSとは“Cyber-Physical System”の略です。ずいぶん昔から利用されているフレーズですが、最近また注目されているようです。たとえば、以下のような記事がありました。
いまなぜこのフレーズが注目されているのか? 今回はこの辺りに注目していきます。
「CPS」「デジタルツイン」…昨日、今日の言葉ではない
そもそも、このサイバーフィジカルシステム(Cyber-Physical System: CPS)という言葉はいつからあるのでしょうか?
これを見る限り、少なくとも2007年にはあったようです。また「デジタルツイン」という言葉も、Wikipediaを見る限り、2012年には既に存在していたようです。
つまり、
「CPS」も「デジタルツイン」も、少なくとも10年以上も前からある概念
ということです。それがなぜ今注目されているのでしょうか?
産業用メタバース?
2023年2月にIDC Japanが国内の産業用メタバース/デジタルツイン市場動向の調査結果を発表しました。そこで、面白い記述を発見しました。
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