コーチングを避けてた人が、実際にコーチングを受けてみて
▶︎「コーチングを受ける必要ってある?」
コーチングを受けたからって何か変わるの?
コーチングを受けても知識やスキルがレベルアップするわけじゃないし。
だったらコンサルの方がいいんじゃない?
・・・
似た感想を持ったことがある方も多いでしょう。
この感想は至って正常な感覚だと思います。
だって、今まで学校では正解を教わってきたし
仕事においても結果がもっとも求められてきた。
結果を出すためには、
「頑張ってるか」じゃなくて
「何をやったか」の方が重視される。
「気持ち」より「行動」!!
生産性が求められる現在で、この風潮は”正義のひとつ”だと思う。
もちろん僕も、そんな価値観の中で過ごしてきたのだから、
当たり前のように行動・成果主義な頭で日々過ごしていた。
無駄は省いて、どれだけ効率的に仕事をこなせるか。
経費を削って利益を高められるか。
それが会社から求められる期待値だし
実現してる人は社内で称えられ、僕もそうなるべくして尽力していた。
そんな折、僕は一人旅を計画し始める。
きっかけは夫婦間の小さないざこざで、慣れない子育てに苦戦していた我が家では、よくあることだった。
その時も内容は覚えていないくらい小さなことだったのだが、
いつまで経っても僕の気持ちは落ち着くことがなく、向ける矛先のない
モヤモヤが漂っていた。
そして、ふと思い立った。
「ひとりで旅にいこう。ひとりになろう。」
翌朝、少し冷静になったように見せながら妻に言ってみた。
すると、少し驚いた表情を見せつつも、落ち着きながら
「行ってきたら!?」との返答。
人生で初めての一人旅へ行くことが決まった。
▶︎「心への問いに衝撃が走る」
一人旅へ出る頃には、妻との関係はいつも通りに戻っていた。
なので僕はこの一人旅を
「自分と向き合う時間」とテーマ付けて過ごすことにした。
移動中は外の景色に目を向けたり、耳に入ってくる音を楽しんだり
いつもはスマホに占領されてる五感へ自然を取り込むようにした。
宿のランクは少し背伸び。
自分の気持ちを解放するためには、高揚感を感じれる状態作りが必要だった。
さっそく宿についてから、自分と向き合う時間をスタート。
いわゆる「セルフコーチング」だ。
自分に対してさまざまな問いを投げかけ、その返答をノートに記していく。
答えやすい質問、答えにくい質問。
中には今まで恥ずかしくて答えを出さなかった質問などにも答えた。
例えば、”親に感謝の気持ちを伝える”とか、”将来の夢は?”とか、
たくさんの質問に答えて、色んなことを想像した。
そうやって心を解放していくにつれて、自分の内側から気持ちを外へ出せるようになっていく感覚があった。
そして、用意していた質問に答え終わった時に気がついた!
それは
『俺の人生、今の仕事(コーヒー業界)じゃなくてもいいんだ』
ということ。
これを読んでくれている方からすると、とても小さな気づきだと感じるだろう。
でも僕にとってこの発見は、本当に衝撃的だった!!
これまで15年以上ずっと同じ業界にいて、そこから違う世界へ行くことなんて想像していなかったし、どこか居心地がいい感覚もあって当たり前になっていた。
だから、自分の書いたノートを何度も見返した。
でも書かれていることに嘘偽りはなく、読み返しても”本心だ”と納得できる内容で、現実を受け止めようという気持ちに成らざるを得なかった。
▶︎「それからの行動の変貌」
この度で、大きなきっかけを掴んだ僕は、この気持ちを抑えることは出来なくなった。
今まで気にせず過ごしてきた日常から変化が起こり、
それまで目に入らなかった情報や言葉が、自然と自分の中に入ってくるようになる。
例えば、
・転職についての広告
・転職エージェント
・他業種の業務内容
・働き方
などなど、
終いには、SNSで流れてくる広告も転職に関わる内容が増えていった。
(これは本当に不思議だな〜って思う)
そして僕は決断をする!
「今の職場から離れて、新しい業種へチャレンジしよう」
そのとき、すでに38歳。結婚して子供もいる。
若い時と違ってリスクもある。
でも自分の人生や興味を抑えることはできなかった。
そして僕は、以前から気になっていた「コミュニティ事業のディレクター職」へエントリーし、なんとか合格することができた!
これまで長く働いてきたコーヒー業界から離れることの寂しさはあったが、それよりもワクワクする気持ちの方が大きく、不安はあまり感じていなかった。
そして、僕の仕事人生において新しいキャリアがスタートしていく。
▶︎「コーチングで何が起きたのか??」
今回は1人で行うセルフコーチングであったが、これで僕に何が起こったのか?
それは
「過去の経験から自分の欲求が表面的になったこと」
「自分の棚卸しができて、目的・目標が具体的になったこと」
大きくはこの2点だと思っている。
ここまで深く自己内省をするのは、日常生活の中ではかなり難しいと思う。
時間もかかるし、阻害する理由は無限に広がっているからだ。
そもそも、『自分と向き合う一人旅』をやる人はかなりの少数派だろう。
なので、自分と向き合うのならセルフコーチングではなくて、
コーチをつけた方が間違いなく効果的だし、生産性も高いのでオススメ。
これはポジショントークではなくて、本当にいいと思っているからお伝えしている。
僕は、これまで自分の本当の気持ちや、心の声を隠してしまう癖があった。
でも一人旅コーチングで、声の聞き方を少し見つけられたと思うし、
コーチングを受けるようになって、声と向き合うことが増えて自分と向き合えるようになった。
だから今は自分がやりたいこと(コーチングやマネジメント)を提供して、働けていることがとても有意義だなって思っている。
自分で納得している仕事だからこそ、ついついやってしまう!っていう感覚で仕事をしている。
僕は仕事だったけど、趣味でも、友達付き合いでもなんでもOK!
自分の心の声に耳を傾けてみようと思ったら、コーチングを試してみてほしい。
必ず、新しい発見が待ってるはず!
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