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はじめに

起業して1年目の会社(まだちょっとスタートアップって自称するには恥ずかしい..)のAdvent Calendar(アドベントカレンダー)をはじめる。

Advent Calendarとは

アドベントカレンダーはクリスマスまでの日数を数えるためのカレンダーだ。これにちなんで、日本では Qiita Advent Calendar がある。テック企業やエンジニアたちが今年一年取り組んだことを記事にまとめる。

自分自身が取り組んだことを振り返ることに価値を感じる。それだけでなく、自分自身が取り組んだことを界隈全体に共有していることがカッコいい。クールなエンジニアカルチャーだ。

ひとつずつ、自分の頭で考えてみたい

伸びているスタートアップはブランディング・広報戦略が上手だ。最近は多くの起業家がnoteを通じて会社のビジョンを伝えている。特に無名のスタートアップは、まず何よりも知ってもらうこと(認知)が重要なのは言うまでもない。ところがどっこい、私の場合はさっぱり筆が進まなかった。

起業してみて、教科書的なスタートアップをやりたくない自分に気づかされた。やれプロトタイプ、やれピッチ、やれアクセラレーターという風潮にアレルギー反応があった。実際、最低品質最高スピードのプロダクト開発手法はスタートアップの根幹を支えている。短時間で明瞭簡潔にビジネスプランを伝えることも大切だ。アクセラレータだって、事業をブラッシュアップさせながら、同時に事業を多くの人に伝えられる機会なんだから最高だ。スタートアップ経営が体系化されて教科書になれば、事業の成功率は高くなる。

ピッチで優勝できたらとっても嬉しいとおもう。いろんな人に声をかけてもらえたら自信にもなる。FacebookやTwitterにたくさんの「いいね」があったら小さな自分が満たされる。

でも、自分の頭で考えてスタートアップ経営をやってみたい気持ちが強かった。2021年は、失敗してもひとつずつ自分の頭で考える一年にしたい。(正直、倒産はしたくない、絶対したくない。すっごい怖い。貧乏にもなりたくない。だから失敗なんてしたくない。)

こういうスタンスなので、スタートアップというには恥ずかしい事業開発スピードであることは認めざるを得ない。それでも、"次のスタートアップってこんなスタイルなのね感"を追求したかった。

そこで、起業一年目に特化したアドベントカレンダーをやってみようとおもった。起業してからの1年間って本当に濃い。多くの起業家がいろんなことに取り組んでみて、失敗したり成功したことをインターネット上で共有すれば、きっと見えない誰かの役に立つ。次のスタートアップのスタイルを感じる。

書いていくこと

25日間でまとめる内容は、成功事例ではない。成功事例は巷の本屋さんに並んでいる有名な起業家や成功者の自己啓発本を読んでほしい。また、スタートアップ経営に関するハウツーでもない。スタートアップ経営のハウツーを実際にやってみて感じたことを書いていく。創業1年目に取り組んだことを25日間かけて振り返る形式でまとめていく。

対象読者

・ソフトウェアで事業をつくりたい非エンジニア出身の起業家
・0→1フェーズのプロダクト開発に興味のあるエンジニア
・お金がないからスタートラインに立てていない起業家の卵
・弊社に興味をもってくれるすべての人たち





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