#2 優秀な人ってどんな人?

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2025年から始めた「ほぼ週刊:エビデンスで考える人事と組織とDE&I」だが、第1回目の記事もたくさんの方に購入・購読いただき嬉しい限りだ。読んでくださる方をモチベーションに第2回も書いていこうと思う。ちなみに第一回の記事は以下より購読できる。

今回のテーマは「優秀な人はどんな人?」である。ビジネスの世界では優秀、優秀ではないという言葉で人を判断することがあるが、そもそも優秀な人というのはどんな人なのか?は人それぞれであり、統一した見解はないだろう。論理的思考力が高い人のことをいうこともあるし、行動力がある人のことを言うこともあるはずだ。
しかし、ビジネスの世界では優秀な人と呼ばれるためには少なくとも「成果を出せる」「結果を出せる」ことは重要だろう。そうなるとどんな人が結果を出せるのかが重要になるわけだが、それについては経済学の分野でもさまざまな研究が存在する。今回は、その人が入ることでチームの成果を上げる人(優秀なチームプレイヤー)について言及したWeidmann et al.(2021)を紹介する。

優秀なチームプレイヤーとはどんな人?

企業を経営していたり事業をしていれば、ほぼ全員が「優秀な人」を採用したいだろう。そして多くの場合、チームで仕事をしており、チームで成果を上げる人を求めているはずだ。今回はそのようなチームのパフォーマンスを上げてくれる「優秀な人」はどんな人なのか?といった疑問に答える研究を紹介する。

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