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家庭が協力しやすい体制をつくる

(以下の自分のメルマガ記事の転載で、4月の話で恐縮だが)

X界隈で話題になった記事をみて、真似してみた。
何かというと、学年便りにおける、必要なものの
年間計画のお知らせである。

例えば、アサガオの栽培に使うペットボトル。
水泳の時期に使うもの。
歯みがき指導教室の際に使う牛乳パックを切ったもの。
図工で使うお菓子の箱。

諸々あるが、大体この時期に使うとわかっているものが多数ある。
これらを大体何月にこれを使うと、ざっくりお伝えするものである。

放っておくと捨ててしまうものが多く、一週間前に知って慌ててペットボトルを購入して飲むというようなこともきく。

自分と違う生活感覚の人へは、考えが至らないのである。
ペットボトル飲料を全く購入しない家庭が存在する。
そういうご家庭にとって、「来週ペットボトル使います」は、青天の霹靂といったら大袈裟だが、とにかく一手間である。
普段から使うご家庭にとっては何てことはない。
こちらがその感覚だと、そこで余計な負担をかけることになる。

今回は、前期分だけにしたが、夏休み明けた頃には後期分もお知らせするつもりである。

こんなことは、これまで当たり前にやっている人がきっといる。
ごく些細なことであり、知ってしまえば難なくやれることである。

しかし、少なくとも私はやっていなかったし、周りを見ても、それをやっている人を見たことがなかった。
(あるいは、いたのかもしれないが、全く気付かなかった。)

このような情報が手軽に入るというのは、有難いことである。
逆をいえば、家庭側は、そういう情報に普段からふれている可能性があり、「何でうちの学校は」という思いを抱きやすくなっているともいえる。

いずれにせよ、見通しをもてるようにすることは大切である。
家庭は子どもの教育において、学校と共同体の立場なのだから、協力しやすい体制であるに越したことはない。

協力してもらいたいと思いを一方的に伝えるだけでなく、協力しやすくなる具体的方策をうつことの大切さを改めて思った次第である。

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