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80歳爺さんと治療?
こういう質問が来ました。
薬を何種類ももらっています。
全部一緒に飲んでいいですか?
こういう質問は多いのです、
薬をもらう側にも、
薬を出す側にも、
それぞれに心理的な理由があります。
患者は、痛いとか腫れているとか、気になることがあります。
それに応じで、医師は薬を出します。
なんとなく納得する心理です。
でも問題があるのです。
例えば、癌だと診断されました。
患者は、突然不安に襲われるので、癌をすぐ消す薬を望みます。
医師は、癌を縮める薬を出します。
患者も医師も納得しています。
ところが、癌は、生活習慣の乱れで、自分の免疫力が低下して発生するのです。
免疫力のことを忘れていませんか?
癌細胞は毎日5千から1万程度発生していると言われます。
それを元気な時は、毎日免疫力で消しているのです。
仕事優先で睡眠不足、人言関係のストレス、
暴飲暴食、夜更かし、飲酒、喫煙の習慣で免疫力が疲れてくると、
癌を消している免疫力が弱ります。
それが、何年も多分10年程度続くと、癌が見えるほどに大きくなります。
癌が検査でわかるほどに成長してから、
みんな慌てるのです。
高血圧とか糖尿病も生活習慣病なんです。
ところが、病気になった人は、自分の生活習慣を振り返ったことがないので、
あなたの生活習慣が問題でしたと言われても、きょとんとしています。
深夜カラオケで毎晩のように楽しく遊んだことは覚えていますが、
楽しかったけど、何か問題あるの?という感じです。
お酒が好きな人も同じです。
酒なしで何が人生かなと思っています。
タバコ中毒の人も同じです。
どう生活習慣を改めるかとか、つべこべ言わずに癌を治してちょうだい、
これが本音です。
その人の本音に応じるとビジネスが成り立ちます。
治療する医師の側も、目の前の病名に対応する薬を出すだけです。
高血圧の薬を出しても、血圧を抑えているだけで、高血圧になるという体質はそのままです。
糖尿病でも、血糖値を抑える薬を出すだけで、糖尿病の体質はそのままです。
癌も、癌を縮める薬を出すだけで、肝心の免疫力は弱っていくことには触れません。
治療方針と言うものには、二つの方向があると思ってください。
一つは、人のエゴが満足する当面の薬で済ませる。
これが社会であり、医学産業の在り方です。
もう一つは、エゴとは関係なく、
生命には、自然治癒力が備わっているのだから、
その自然治癒力をたかめるために、生命が何を望んでいるかを考える。
これが、自然治癒力を高める治療方針です。
自然治癒力を大事にするなら、
病気になる前から、自分の生活状態、精神の状態を正す必要があります。
ところが、自分を振り返ることは、誰もやったことがありません。
どう振り返ったら良いかも分かりません。
これが先進国の実態です。
一方で、パプアニューギニアの奥地に行くと、先進国の病気は全部ありません。
誰も高血圧でなく、糖尿病もなく、癌もないのです。
だからと言って、別に原始人に戻れと思う訳じゃないのですが、
考えさせられます。
先進国で生活しながら、豊かな心で生活出来ないものでしょうか。
その豊かさの状態も、
高額な保険料を払いながら、先進医療を受けられるのを豊かさだと思う人もいます。人口頭脳で効率の良い医療システムが豊かさだと思う人もいます。
高齢になると、立派な病院の近くに住みたいと願う人が増えます。
宇宙が地球を作り、
そこに植物が現れ、
植物は、光、空気、水、土からあらゆる栄養を作り出します。
動物は、植物の恩恵で生きながらえます。
人間は、すべての命の恩恵を得て生きています。
宇宙の恩恵は人にまで届いているのです。
人が謙虚になって、
宇宙から与えられて自然治癒力を大事にするにはどうしたら良いのでしょうか?
私は80歳になるのですが、
何も進化していない様に感じます。
最初の質問に戻って、
薬を何種類ももらっています。全部一緒に飲んでいいですか?
その答えは、2種類あります。
一つは、薬を飲んで試してごらんです。
もう一つは、自分の生命力が望んでいるのは何かを考えるです。
この場合、薬をやめて、深呼吸して、自分を振り返るのです。
どの道を選んでも、すべて自分の責任です。