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【読書の付箋】組織的知識創造の5ステップ_ 第5フェーズ 知識の転移。(『知識創造企業』野中郁次郎・竹内弘高著、梅本勝博訳)

不定期かつ習慣的に読書するごく平凡な日常。
スローリーディングが好きなので、遅読ですが、その日に読んだ本の、その日に読んだ部分だけ、自分なりの湯上がり感を、綴ります。

今日の書籍は、
『知識創造企業』(野中郁次郎・竹内弘高著、梅本勝博訳

【今日の付箋】
第5フェーズ 知識の転移【組織的知識創造の5ステップ】


創造、正当化、原型構築(モデル化)の各フェーズを経た新しい知識創造は、次なるプロセス「知識の転移(cross-leveling of knowledge )」へと進む。

事例:松下電器。
ホームベーカリーで創り上げた「イージーリッチ」という製品コンセプトは、その後コーヒーメーカーやテレビなどへ知識転移が起こった。

また、その「ヒューマン・エレクトロニクス」というコンセプトも、全社レベルのグランドコンセプトとして知識転移が起こる。

組織間の知識交配は、ある組織で創られた知識が、他のステークホルダーとの相互作用を通じて可能となる。それを促進する要素が次にあげるキーワード。

1.境界を超えて受け取った知識は自由に応用することが出来ること(自律性)
2.内部のゆらぎ(部署異動、情報の冗長化、最小有効多様性)
3.知識交配の是非を見極めコントロールするメカニズム(組織の意図)

次回は、「まとめ」。

【ひとこと】

相互作用を生む組織づくりとは。キーワードは、自律性、情報の冗長化、最小有効多様性、組織の意図。これらに叶う組織の模索。

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