
Photo by
monbon
【読書の付箋】プロジェクト(『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー著、英治出版)
不定期かつ習慣的に読書するごく平凡な日常。
スローリーディングが好きなので、遅読ですが、その日に読んだ本の、その日に読んだ部分だけ、自分なりの湯上がり感を、綴ります。
今日の書籍は、
『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー著、英治出版)
【今日の付箋】
オレンジ型組織からフィール組織へのパラダイムシフト【プロジェクト】
サン・ハイドローリックス(フロリダ、油圧カートリッジ・バルブとマニホールドの設計と製造を行うメーカー)。創業者の1人でエンジニアのボブ・コスキは、「健全で自主的に管理され、インフォーマル」な組織をつかりたいと思っていた。これは、彼がそれまで働いて来た「どこも官僚主義と脅しに基づく有害で無礼千万な雰囲気」とは、真逆の組織だ。
FAVI同様に、サン・ハイドローリックスにも、品質管理部門やスケジュール管理部門、購買部門もない。また、生産時間の基準やタイマー、歩合も無い。人々は自然と集まって仲間同士で仕事をし、チームを自主運営しながら仕事を完成させている。
その成果も目覚ましく、現在ナスダック上場。業界内で高い品質とサービスで定評がある。更に30年以上赤字を出さず、2009年の金融危機に際しても、1人のレイオフ(一時的解雇)も出さずに黒字を維持した。利益率が高く、1970年台から二桁増益を継続している。
次回は、「徹底的に簡素化されたプロジェクト・マネジメント」
【ひとこと】
FAVI同様に、自立分散型組織。高収益を長きに亘り維持する。その秘訣は、次回からのようなので楽しみにしたい。